なでしこリーグ1部の日テレ・ベレーザ、岩泉乳業とアスレシピがコラボした「アスレシピ×岩泉ヨーグルトイベント」が10日、東京・港区のPACE ITALIAN LOUNGEで行われた。
DF岩清水梓(31)、有吉佐織(30)、FW籾木結花(22)の3選手のトークショー、管理栄養士・田澤梓さんの栄養講座、岩泉ヨーグルトの試食など、盛りだくさんの内容。参加したアスレシピのユーザーら40人と充実した2時間を過ごした。
牛乳・乳製品の製造販売等を手がける岩泉乳業は、日テレ・ベレーザとのオフィシャルサプライヤー契約を結び、岩泉ヨーグルトを提供している。今回、試食で提供されたのは、無糖、加糖のプレーンヨーグルトとドリンクヨーグルト。
岩清水選手が「これに出会ってから、他のヨーグルトは食べられない」と言えば、有吉選手も「スプーンから落ちないヨーグルト」、籾木選手も「これまでにない食感」と大絶賛。
岩泉乳業の山下欽也社長が「低温長時間発酵、添加物を使わないなどこだわっています」などと説明すると、試食した参加者も大きくうなずきながら味わっていた。
続いて行われた栄養講座で、田澤さんは「アスリートが身に付けたい基本の食習慣」を話す中で、ヨーグルトをはじめとする乳製品摂取の必要性を強調。さらにヨーグルトの歴史や雑学など興味深い内容で、参加者は必死にメモを走らせていた。参加者からは「これから毎日ヨーグルトを食べます」「朝だけ食べていたけど、3食摂って良いんですね」などといった声も挙がっていた。
来場した参加者のほとんどが、スポーツを頑張る中高生選手の母親。日テレ・ベレーザの3選手のジュニア時代の話になると、会場のボルテージが上がった。
岩清水選手は母への感謝を口にした。「自分がケガも少なく、そして今、サッカーを続けられているのも、母が栄養を考えて毎日食事を作ってくれたから。当時は分からなかったけど、すごくサポートしてもらっていたんだということを、大人になってから気付いた」。
中高時代は寮生活だった有吉選手は、寮のご飯のありがたさを語った。「当時は出されていたものを食べていただけ。1人暮らしで自炊するようになってから食事に向き合うようになった」。
現役大学生の籾木選手はケガした苦労を振り返った。「ケガで5カ月ほど練習ができず、その間体重管理が大変だった。今は、食生活にこだわる友人から情報を得たりしながら栄養バランス、補給を考えている」。
質問コーナーでも質問が途絶えなかった。ヨーグルトを通じて、トップアスリートと選手をサポートする管理栄養士、参加者がつながる有意義なイベントとなった。
<協賛品>
龍泉洞の水を使った日テレ・ベレーザの水と化粧水
岩手のお米「金色の風」のレトルト1食分、国産サバ缶「サヴァ?」
「なでしこ」に感激、ヨーグルトでサポート
岩泉乳業の本社は岩手県下閉伊郡岩泉町にあり、東日本大震災で被災した。そんな中、2011年女子ワールドカップ(W杯)で優勝したなでしこジャパンの活躍、そのひたむきさに山下社長が感激。なでしこの一員だった岩清水選手が岩手出身だったことなどから関係を築き、体作りのサポートのためにヨーグルトを提供するようになった。今では、岩清水選手をはじめ日テレ・ベレーザの選手が復興ボランティアに訪れるなど、双方で行き来している。
<主催>アスレシピ(日刊スポーツ新聞社)、岩泉乳業株式会社
<協力>東京ヴェルディ株式会社、岩手県東京事務所