スポーツ栄養サイト「アスレシピ」は14、15日の2日間、アスレシピセミナー「アスリートの食事講座2017」実践編(前編)を東京・築地の日刊スポーツ新聞社で開催、スポーツに励む小中高生の保護者、指導者ら計21人が参加した。
講師は、当サイトでコラムを執筆する管理栄養士の石村智子さん。今回のセミナーは3回シリーズの2回目で、第1回に学んだ基礎を復習しながら、どのように日々の生活で実践していくかをワークショップ形式で学んだ。参加者はグループごとに分かれ、それぞれが行っている工夫を出し合い、活発に意見交換。これなら毎日継続できるという朝食と夕食例をまとめた。
各グループは最後に話し合ったことを発表した。「朝は具だくさんの汁物で多くの食品を摂りながら、寝ている間に冷えた内臓を温めて活性化させる」「牛乳だけだと喜んで飲まないので、フルーツとともにミキサーにかけて出す」「主菜は肉野菜炒めにして、野菜も一緒に食べさせる」など、今晩からすぐ取り入れたいと思わせるアイデアが次々と出された。
石村さんからは「ヨーグルトや果物は朝のイメージかもしれないが、栄養素はどんどん使われていくのでできれば毎食入れること」や「主食、主菜、副菜、汁物、乳製品、果物の6品目を揃えようと思うと大変だが、たとえばカレーライスにすれば主食と主菜、副菜の要素が1皿で揃えられる」「魚が嫌いな子どもにはまず骨のない切り身を出して、苦手意識をなくしてもらうことが大事」など、より具体的なアドバイスが送られた。
参加者からは「座学だけでなく、一緒に考え、工夫していくことでより参考になった」「ほかの参加者の皆さんの料理のアイデアをたくさん聞けてよかった」などの感想があがった。
第3回は2月14日、16日に、テーマを決めたワークショップとして開催する。
<協力>ケンミン食品