7月中旬に行われた各地方の予選大会で勝ち抜いた選手が現在、テニスの全日本ジュニア選手権を戦っています。この時期は湿度や気温が高く、選手はコンディションの調整が非常に大変です。だからこそ、いかに普段から基本の食事がしっかりとれて、基礎体力がついているかが勝敗の鍵になります。

 私がサポートしている選手も全日本ジュニアの切符を手に入れました。おのおのに合ったサポートをするために試合の時間やスコア、オリジナルドリンクを飲んだ量に補食、本人の状態などは必ずチェックしますが、会場が自宅から離れているため、選手は宿泊が続き、外食が多くなります。そこで、選手から一番よく聞かれるのが「疲労回復食」についてです。


持久力維持には糖質が重要

 疲労回復のポイントは2つあります。1つは、糖質をエネルギーに早く変えるためのビタミンB1をとること。もう1つは、クエン酸をとることです。

ノンフライかつ夏野菜のっけ
ノンフライかつ夏野菜のっけ

 さらに、テニスは1日の試合数や試合日程が長くなり、持久力もかなり必要なので、糖質は最も重要な栄養素です。ですから、糖質がたっぷりでビタミンB1が豊富な生姜焼き定食や豚しゃぶ、豚のロール巻きなどを選ぶと良いでしょう。梅干しやレモンを付け合わせにすると、クエン酸も一緒にとれて良いですね。


 今回は疲労回復の一品、「ノンフライかつ夏野菜のっけ」を紹介します。