暑い時期は、冷房、汗、冷たい飲み物などでカラダが冷えて胃腸の調子を悪くしてしまい、食欲減退や下痢につながることがあります。先日も「お腹をこわしているときは、どんなものを食べたらいいでしょうか?」との質問を受けました。「お腹をこわす」といっても、症状はさまざま。発熱や嘔吐を伴う場合は受診が必要ですが、その必要はないだろうと判断した場合の注意すべきことは「水分補給」と「消化の良い食事」です。

 「消化の良い食事」の条件は

①胃に留まる時間が短い
②胃腸を荒らさない
③食物繊維が少ない

 そのためには、消化の良い食品を選ぶ、調理法の工夫をする、刺激物を摂らないなどが大切です。

パンは食パン、トーストに

 ご飯は玄米や雑穀米より白米の方が消化が良く、便の状態によってはお粥など、より消化の良いものを選びます。パンは、脂質を多く含まない食パンやフランスパンを選び、トーストした方が消化は良くなります。また状態に応じて、食パンの耳の部分を取ると良いでしょう。うどんやそうめんは通常より柔らかめに煮ます。

卵は半熟、青菜は葉の部分

 魚類は一般的に赤身より白身、肉類は鶏ささみ肉や豚ヒレ肉など脂質の少ないもの、卵は半熟卵、大豆加工品は豆腐や高野豆腐、乳製品は低脂肪牛乳や無脂肪ヨーグルト、野菜はニンジン、ホウレン草や小松菜などの青菜は葉の部分、キャベツ、ブロッコリーなど、イモ類はジャガイモ、果物はバナナやリンゴを選ぶと良いでしょう。

脂質多い菓子類、香辛料摂らない

 チョコレート、生クリームやバターなど脂質を多く含む菓子類、刺激の強い香辛料を摂らないようにします。調理法としては、煮る、蒸す、ゆでるなど油を使わないものが良く、揚げ物などは避けます。

豆腐とエビとブロッコリーの塩麹あんかけ

 写真は「豆腐とエビとブロッコリーの塩麹あんかけ」です。消化が良い食材を使用し、タンパク質や野菜を摂ることができ、優しい味付けと温かい料理は胃腸をホッとさせてくれます。消化が良いので、帰宅時間が遅くなった時の食事にも応用してください。