<ギョーザの恋の物語(5)>

中国でギョーザは、日本のおにぎりのようなもの。日々の生活に欠かすことができない食べ物です。

中国映画の「活きる」は、文革時代に翻弄(ほんろう)される、中国の普通の民衆を描いた作品です。主人公夫婦の息子が交通事故で突然亡くなってしまう。そんな悲しい時に、夫婦は涙を流しながら、何も言わずに、ひたすら水ギョーザを食べ続けます。悲しみや辛さ、やりきれなさ全てをギョーザでのみ込んでいくような姿が描かれています。

ゆでギョーザ(エビとセロリ)
ゆでギョーザ(エビとセロリ)

今日のギョーザは、エビの赤色が皮から透けて、ほんのりピンク色になります。ぜひ酢とコショウというシンプルな食べ方をお試しください。具材の風味が引き立ちます。

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