インターハイに代わる全国大会を、オンラインで実施する。

コロナ禍により全国高校総体が中止されたことを受け、全国高体連空手道専門部は、3年生を対象とした「形インターネットGP(グランプリ)」を実施すると決定。2日に詳細を発表し、出場者の受け付けを開始した。申込締め切りは12日まで。

動画撮影された形の演武を、5~7人の審判がリモート採点する。計2ラウンドでまず男女16人を選出し、その後の2度の上位ラウンドを経て、7月12日に優勝者が決まる。

技術、スピード、力強さなどを競う空手の「形」。写真は全日本選手権個人戦女子形で7連覇中の清水希容(2019年12月8日)

同専門部の南沢徹委員長(58=北海道・恵庭南高)は、「選抜大会もインターハイもなくなった3年生のために、何か発表の場をつくることはできないかと考えた」と経緯を説明。これまで大きな大会には縁がなかった選手から、全国トップクラスの実力を持つ選手まで、バーチャル空間で一堂に会し、全国大会でジャッジする資格を持つ審判員の採点を受ける。

南沢委員長によれば、システム環境の整備なども含めて、「計3回のテストマッチを行った」。最大で男女それぞれ700人ずつが参加する大規模大会になる可能性もあり、「仮にそうなれば、運営側は大変なことになるかもしれない。それでも最後の大会なので、ぜひ参加して欲しい」と呼びかけた。

昨年のルール改定により、4方向から囲んでジャッジするのではなく、正面1方向に変更されていたこともプラスに働いた。動画でジャッジするさいの注意点について南沢委員長は「スピード感は伝わっても、力強さは把握しづらい。採点時には、そういった点にも配慮する必要がある」と話した。【奥岡幹浩】

(2020年6月2日、ニッカンスポーツ・コム掲載)