北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(26)が代表を務めるNPO法人「Hokkaido Dream」が21日、全国の舞台を失った高校生たちを励ました。

高校生とオンラインで交流したJ1札幌FW鈴木(上段左)MF荒野(同右)DF石川(下段左)GK菅野
高校生とオンラインで交流したJ1札幌FW鈴木(上段左)MF荒野(同右)DF石川(下段左)GK菅野

稚内大谷、北海道科学大高のサッカー部生徒とオンラインで交流。両校は道代表として全日本U-18フットサル選手権(7月30日開幕)に出場予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。鈴木、GK菅野孝憲、DF石川直樹、MF荒野拓馬の4人で激励し、菅野は「自分の高校時代を思い出した。僕たちも刺激をもらえた」と振り返った。

呼びかけたのは、諦めない姿勢だ。鈴木は初めて年代別代表入りした高校2年時のエピソードを披露。別選手の視察に訪れたU-16日本代表吉武博文監督(当時)の前で活躍したのがきっかけだった。「いつどんな場所でも本気になって、負けたくないとかサッカーが好きって気持ちで、どれだけやれるかっていうのが大事」と、努力は未来を切り開くことを訴えた。

(2020年5月21日、ニッカンスポーツ・コム掲載)