日本ハム宮西尚生投手(34)からオススメの「家トレ」第2弾だ。札幌市内でオンライン取材を受け、第1弾のシャドーピッチングに続いて、今回はイメージトレーニングを推奨した。

日本ハム宮西尚生投手
日本ハム宮西尚生投手

宮西 家で出来ることは頭のトレーニングですね。実戦で何も考えずにマウンドに上がることが一番の準備不足です。こういう時間がある時にイメージトレーニングをするのも、1つの手かなと思います。

具体的にどこまでイメージしているのか。

宮西 とことん細かく、です。試合前にトイレに閉じこもる時にもイメージしますし、登板する直前も。出番のシチュエーションを常にイメージしながらマウンドに上がります。

最初は大ざっぱなイメージから、掘り下げていくことを勧めてくれた。

宮西 例えば高校生なら、県大会の状況をイメージしたり、なかなか勝てない相手をイメージしたり。そこから1死、2死、無死、何イニング目とか細かく鮮明に状況をイメージした方が効果があると思う。

きっかけは、高校時代の指導者からの助言だった。

宮西 メンタルコーチから、いいイメージと悪いイメージ、両方しなさいという教えを頂いてやるようになりました。僕は試合前に悪いイメージをします。ピンチになった時も動揺しない。でも、最後は抑えるんだという強い気持ちを持って、マウンドに上がります。でも、試合以外の時はいいイメージを。今も、もし開幕の相手がソフトバンクや西武になったら相手打者は誰で、どう抑えるか…などを想像していますね。

日本記録の通算337ホールドを誇る鉄腕ならではの「家トレ」。実践する価値がありそうだ。【木下大輔】

(2020年4月21日、ニッカンスポーツ・コム掲載)

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