プロ野球、西武の内海哲也投手(37)は練習が休みの日、午前6時に寝ている子どもたちを起こす。人がいない早朝を見計らって公園でノックを打つためだ。この春中学に進級した長男から三男まで所属している少年野球チームの活動は自粛。「体を動かしてなるべくストレスなく過ごしてくれたら」と、開幕延期で増えた家族との時間を使い、コーチ役となって打球を飛ばす。

西武内海哲也投手(2019年11月撮影)
西武内海哲也投手(2019年11月撮影)

自身の練習にも前向きに取り組む。左前腕筋腱(けん)修復手術から復活を期し、3月19日の2軍戦で5カ月ぶりに登板。1軍復帰に「ある程度、頭の中でプランはできています。体もしっかり動いているし、すぐに投球に入っていける。開幕のめどが立ったらブルペンに入って投球練習を始めたい」と励んでいる。

(2020年4月17日、ニッカンスポーツ・コム掲載)