KAGOSHIMA食×スポーツから、新年1発目を担当します田畑です。

日頃から、ジュニアアスリートや保護者を対象にセミナーをする機会が多くあります。先日行った選手・保護者合同の栄養セミナーの後には、「保護者同士の話題に上がっていました」「いつもは食べないのに、本人から食べないと! と言って食べ始めました」という感想をいただきました。これは、食事を準備する保護者が関心を持ったこと、選手もただ聞いただけではなく、意識をして行動することにつながったということであり、とてもうれしく思いました。

スポーツ栄養学を実践するには、いくつかのステップが必要です。「知る」「気付く」「分かる」「実践する」「継続する」というステップです。これらを踏みながら、最終的に「食の自立」を目指したサポートを行っています。

特に、成長期の子どもたちが競技に適した体作りやパフォーマンスを向上させるために、できるだけ早く「知る」=知識をつけるためのステップに入っていけるように、食卓でも話題にできるといいですね。

免疫力アップに効果的

競技にもよりますが、これから新人戦やマラソン大会、または受験と多くの方が体調管理に意識を向ける時期ではないでしょうか。緊張やストレス、運動量が増えることは体の酸化を促進し、免疫力の低下につながります。

今回は免疫力アップに効果的な「抗酸化作用」が期待できるメニューを紹介します。抗酸化成分豊富なブロッコリーとリンゴの皮、酢を使用した「ブロッコリーのリンゴ酢あえ」です。

あえ酢は市販のものでもOK! リンゴは皮ごとすりおろすことでポリフェノールを摂取できます。簡単で、作り置きやお弁当メニューにもおすすめ。さっぱり召し上がっていただける1品です。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・田畑綾美