<EXPGダンスレッスン(7)>

第7回は、ヒップホップダンスには欠かせないステップの1つ「ブルックリン」に挑戦です! 前編の今回は、EXPGインストラクターのChangyama(チャンヤマ)氏が、まずは下半身の動きについてレッスンします。【取材・構成=大友陽平、撮影=足立雅史】

ヒップホップダンスの基本ステップ

今回から学ぶ「ブルックリン」も、BOBBY氏がダンサーに必要なスキルを習得するために考案した「J.S.B.Basic」の中に組み込まれているヒップホップダンスの基本ステップの1つになります。

もともと、BOBBY氏やEXILE HIROさんがやられていたダンスチーム「J.S.B.」で当時、米国人ラッパー・レッドマンの「タイム・ゴー・サマー・アクション」という曲が流れると、みんなこのステップをやっていたことから広まって、かっこよくて、僕も今でもクラブなどではよく踊っています。 まず両足を閉じた状態から(写真1)、ジャンプしながら両足を開きます(写真2~3)。

開いて着地した時には、両足ともつま先立ちにします。前に出した足のかかとは、少しつま先よりも前にあるイメージです(写真4)。そこからまたジャンプして両足を戻したら(写真5)、今度は反対側で同じ動きをして、元に戻すまでが一連の流れです(写真6~9)。

ここで大事なのは、常に体の正面は、真ん中の位置にあることです。両足を開いて、体もひねるような形になるのですが、軸は必ず正面に残っていることを意識しましょう(下写真1~7)。

「ブルックリン」は基本足腰を動かすので、続けると結構つらいです。簡単に見えますが、周りが「オーッ」と驚いてくれるまでは結構大変です。軸をキープするのは、それくらい難しいです。次回の後編では上半身の動きも入れていきます。やることをやらないといけない動作が多いのですが、これが出来ると他のステップにもいい影響がありますし、違いが出てきます。今回は下半身を中心に学びましたが、軸をずらさないことを意識して練習しましょう。

◆Changyama(チャンヤマ) 栃木出身。20歳の時に上京し、ダンスチーム「BIGDOGSS(ビッグドッグス)」に所属。EXILE黒木啓司らも同じチームに所属。04年にはEXILEが主演のミュージカル「HEART of GOLD」にも出演。10年から「J.S.B. Underground」にも在籍。EXPGでは17年から横浜校のインストラクターを務め、昨年から入社し、スクール以外にも、保育園や幼稚園などでも指導している。