<イップスって何?(18)>

イップス克服に向けたスローイング練習の紹介を続けます。イップス研究所の河 野昭典所長(60)が、左腕投手の荻野佑真さん(22)を指導しています。

③体を左右に振り、相手から目を離してから投げます。河野所長は「1度目を離すことによって肘を使いやすくなる。肘から出ていきやすくなります。ヒザの使い方も覚えます」と、効果を説明しました。

④軸足だけで立ち、スローイングしながらバックステップします。軸足と反対の足で着地します。同所長によれば「これだと肘を使わないと投げられません。いかに肘を使うかが大切になります」。

この日は4種類を終えてからキャッチボールに入りました。河野所長は「彼の場合は4種類ですが、場合によっては5種類…それ以上のメニューになることもあります。選手の状態によって変えていきます」と話しました。

キャッチボールの相手は、元ソフトバンク投手で、現役時代に河野所長の指導を受けた星野大地氏(25)が務めました。星野氏は「スピンを意識して。うまく投げようとせず、気持ちよく投げて」と助言しながら球を受けていました。河野所長は「目線と肩を平行にね」「狙いは大体このへんでいい」「力を抜いて。リリースだけ100で」と声をかけていました。【飯島智則】