コロナ禍による生活スタイルの変化で、便秘の悩みを抱えている人もいるようです。日本バナナ輸入組合が調査した結果、4人に1人が「排便の頻度や便の状態が変わった」と感じていることが分かりました。

調査対象は全国に住む20代~50代の男女400人。「緊急事態宣言や外出自粛によって、毎日の生活に変化はありましたか」という質問に、73.1%の人が「変化があった」と回答。変化の内容について最も多かったのが「ストレスを感じやすくなった」(46.2%)、次いで「運動量が減った」(45.5%)、「同じ姿勢でいることが増えた」(38.7%)が続きました。

「これまで、便秘で悩んだこと・気になったことがありますか?」という質問に対しては、59.5%の人が「ある」。男女別で見ると、男性が44.5%であるのに対して女性が74.5%にのぼり、女性の方が便秘の悩みを抱えている人が多い傾向にあることがうかがえます。

「緊急事態宣言や外出自粛によって、排便の頻度や便の状態が変わりましたか?」の質問に、「変わった」と回答した人は25.8%。なかでもテレワークをしている人に限定すると42.7%と約半数にのぼりました。また、「変わった」と回答した人のうち44.7%は「便秘になった」と訴えていました。

さらに、同じく「変わった」と回答した人に「何か対策を実践していますか?」と聞いたところ、最も多く寄せられた回答は「食物繊維の多い食物の摂取」(51.5%)でした。次いで「水をよく飲む」(49.4%)、「乳酸菌を含む食物の摂取」(45.6%)が対策の上位にランクインしました。