新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、人と人との接触を減らす施策によって運動量の大きな減少が予想されています。そこで、公益財団法人笹川スポーツ財団が、全国18~79歳の男女5000人を対象に「新型コロナウイルスによる運動・スポーツへの影響」を調査しました。

今年2~5月の4カ月間で、新型コロナの影響で実施できなくなった種目を尋ねました。何らかの種目が実施できなくなった人は56.0%で過半数超え。種目別では1位が「水泳」(77.8%)で、2位は「野球」(71.9%)、3位「テニス」(70.4%)、4位「エアロビックダンス」(69.7%)、5位「ボウリング」(67.9%)と続く結果でした。

上位10種目は主に民間や公共のスポーツ施設で行われているため、ウイルス感染拡大による施設の休業の影響が強いと考えられます。

笹川スポーツ財団調べ

今後、運動やスポーツをする上で、何かしら気をつけたいと考えている人は67.5%。その内容としては「3つの密(密閉、密集、密接)の条件がそろう場所で運動・スポーツを実施しないようにする」(24.0%)が最も多く、続いて「筋力トレーニングやヨガなど自宅で行える運動・スポーツを中心に実施する」(11.7%)、「マスクの着用やせきエチケットに配慮しながら運動・スポーツを実施する」(9.4%)でした。

自宅周辺や3密になりにくい屋外などでできる運動・スポーツのニーズが高まりそうです。

観戦再開に向けた対策への期待と不安

プロ野球に始まり、再開されるスポーツは当面の間は無観客ですが、今後はスタジアムや競技場へ実際に足を運んで観戦できるようになるでしょう。その際、イベント主催者には感染防止対策をお願いしたいところですが、最も期待する対策としては「アルコール消毒設備の設置やスタッフのマスク着用、室内の換気」(31.8%)でした。以下「人と人との間隔を確保するための入場者数の制限や誘導」(24.6%)、「来場者へマスク着用を呼び掛けるなど、感染拡大防止のための注意喚起」(18.0%)と続きました。

一方で、9.9%が「今後しばらくはスタジアムや競技場での観戦を控える」とも回答していて、観戦再開に慎重な人もいます。年代別に見ると、40歳以上の割合はいずれも約11%に対して、18~29歳は6.3%、30歳代は8.6%と、若い世代ほど観戦を控えると回答した人の割合は低かったです。