新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの人が食事に免疫力を高める食品を取り入れるなど、食生活の習慣にも変化が見られました。在宅時間が増えたことで、コーヒーや緑茶を飲む量や機会が増えたという人も少なくないようです。

伊藤園が20~60代の男女1000人を対象に実施した調査では、26.9%と4人に1人がコロナ禍で新しい食生活の習慣を取り入れています。

具体的には「健康を意識して食品・飲料を摂取する」との回答が49.1%と半数を占めて最も多く、以下は「自炊をするようになった」「宅配・テークアウトの活用」「手の込んだ料理を作る」「インスタント食品や冷凍食品を摂取する」と続きました。

飲む量や機会が増えた飲料は「コーヒー」が34.3%で最も多く、2位は「緑茶」の16.5%。「ミネラルウオーター/炭酸水」(13.6%)、「アルコール」(13.5%)が続きました。

ちなみに、緑茶を飲む量・機会が増えた人の理由は「手軽に飲めるから」「リラックスするため」「健康に良いと思うから」などが上位に挙がり、健康を意識する人が期待する効果は「免疫力を上げる」が最多でした。

コーヒーと緑茶にはともにアドレナリンを分泌するカフェインが含まれていますが、緑茶の方が含有量は少なく、徐々に作用が現れて持読時間は長いと言われているそうです。また、抗菌、殺菌作用があるカテキンだけでなく、リラックス作用をもたらすテアニンも含まれています。

これから気温が高くなる季節には、氷水で煮出す氷水出し緑茶で、休憩や仕事の後にホッと一息ついてみるのもいいかもしれません。