新型コロナウイルスによるテレワークの導入で、働く女性の家事や育児負担、ストレスが増えているようです。

健康機器メーカー「セルパワー」が20~50代のテレワークをしている女性1022人(子どもがいる女性455人、子どもがいない女性567人)を対象に調査を行いました。

子どもがいる女性の5割強が、テレワークによって「家事をする量が増えた」(56.7%)「食費などの出費が増えた」(56.5%)と回答。次いで「外出ができない」(44.6%)「子どもを叱る頻度が増えた」(35.4%)などの影響が出ていると答えています。

テレワークをしていて感じるストレスについては、「勤務時間中でも子どもの世話をする必要がある」(51.0%)が約5割で最も多く、次いで「いつまで続くかわからない不安」(46.6%)「子どもから目を話すことができないため気が散ってしまう」(34.5%)と続き、仕事をしながら休校中の子どもの世話をすることで、より負担が増えていることがうかがえます。

一方、子どもがいない女性がテレワークで感じるストレスは「いつまで続くかわからない不安」(40.6%)がトップ。以下は「環境が整っていないため不便に感じる」(39.0%)「気が散ってしまう」(38.8%)「コミュニケーションがうまくとれない」(31.6%)など、慣れない仕事環境にストレスを感じる人が多いようです。

なお、テレワークでのストレス発散法は「映画鑑賞や読書をする」(25.5%)が最も多く、次いで「運動をする」(23.0%)「料理をする」(16.2%)「ゲームをする」(14.1%)「オンライン飲み会をする」(6.4%)などが続きました。

そのほか、ストレス発散法では「時間のかかる料理をする(30代女性/愛知県)」「無心で作り置きをする、掃除をする(30代女性/愛知県)」「自宅カラオケをする(50代女性/東京都)」「ラジオ体操(50代女性/埼玉県)」という回答もありました。

ただでさえ外出自粛でストレスがたまりやすい毎日ですが、凝った料理や体操など、普段はあまりしない行動をすることで無心になり、ストレス発散に繫がるかもしれませんね。