暑い時期だけでなく、寒い時期にも食べたくなるカレーライス。スパイスカレーの流行もありましたが、どんな具材にも合うのがカレーの良さです。

肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギで作る定番のカレーはもちろん、夏にはナスやパプリカ、ズッキーニといった夏野菜カレー、冬にはカブやブロッコリーといった冬野菜のスープカレー、エビやイカといったシーフードカレー、サバ缶を使ったサバカレーなどどんな具材にも合います。

カレーは、子どもから大人まで嫌いな人が少なく、「カレーの日」はご飯がすすむと実感している人も多いでしょう。食事量を増やしたい人はぜひ、カレー粉を利用してみてください。

スパイスが組み合わさったものがカレー粉

カレー粉は、クミン、ターメリック、コリアンダー、カルダモン、オールスパイス、ガラムマサラなどのスパイスが組み合わさったもの。カレールーのように塩味が含まれていないので、カレーの風味付けとして使用することもできます。

スパイスには抗酸化作用があり、胃酸分泌を促進して食欲増進作用があります。その香りも食欲を増進させ、リラックス作用があり、消化吸収を助けます。

苦手な食材があるなら、カレー味にして挑戦してみるのも良いでしょう。魚が苦手な人は、カレー粉を衣に入れた竜田揚げやフリッターに、野菜が苦手な人はカレー炒めに、レバーが苦手な人はカレー味の唐揚げにしてみると、食べられることもあります。

マヨネーズにカレー粉を加え、ポテトサラダやサンドイッチに使うと、見た目もきれいで弁当にも合います。ミネストローネなどのスープに少し入れるだけでも、風味が良くなります。

【管理栄養士・今井久美】