インフルエンザやノロウイルスなどへの感染を防ぐため、どのような対策をしていますか? 手洗い・うがいのほか、昨今はマスクを着用する人が増えていますが、30~50代の女性でウイルス対策のためにアルコール消毒剤を利用している人は2割以下にとどまっていることが、洗剤メーカー「サラヤ」の調査でわかりました。

調査対象となった30~50代の女性300人のうち、行っているウイルス対策で最も多かったのは「手洗い」(87.0%)で、以下は「うがい」(68.4%)、「マスク着用」(49.2%)の順。アルコール消毒剤は衛生用品として定着しているものの、ウイルス対策として行っている人は19.2%でした。

サラヤ調べ
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人が罹患する要因の多くは、ウイルスや細菌等が付着したドアノブなどを触った手で食べ物や口などに触れることによる「接触感染」です。日常の手洗いは、すべての菌やウイルスを除去できるというわけではなく、洗って、ふいて、消毒して初めて一定の効果があります。

サラヤ調べ
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また、手洗いや消毒の際、指先は特に不十分になりやすい傾向にあります。目や鼻、口といった粘膜に触れやすい指先は、ウイルスや菌の感染経路になりやすいため、特に対策が必要です。

サラヤ調べ
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なお、ウイルスのタイプには、インフルエンザなどの「エンベロープウイルス」と、ノロウイルスなどの「ノンエンベロープウイルス」の2種類があります。ノンエンベロープウイルスはアルコール消毒剤や熱に対する抵抗力が高いとされており、「酸性アルコール消毒剤」が有効です。