梅雨が近づいてきました。洗濯物を外干しできず、部屋干しすると乾きにくく、ニオイが…と悩ましい時期です。

リンナイが全国20~60代の男女計1000人を対象に実施した調査では、部屋干しの悩みは「洗濯物が乾きづらい」(49.7%)「独特の臭いがするすること」(49.5%)がトップ2という結果。梅雨時期の洗濯で意識していることは「晴れの日に一気に洗濯する」(32.4%)「除菌効果の高い洗剤や漂白剤を使う」(27.6%)などでした。

部屋干しの悩み(リンナイ調べ)
部屋干しの悩み(リンナイ調べ)

梅雨時期の洗濯で意識していること(リンナイ調べ)
梅雨時期の洗濯で意識していること(リンナイ調べ)

部屋干しはなぜ臭う

部屋干しした洗濯物は臭う、というイメージがありますが、「洗濯家」の中村祐一さんによると、臭いの原因は部屋に干すこと自体ではなく、きちんと洗えず、汚れが残ってしまっていること。気温や湿度が高く、汗などで湿った洗濯物は菌が繁殖しやくすなるため、ためずにこまめに洗濯することが臭いを防ぐポイント。洗濯機やかごに入れず、一旦干しておくことも有効だそうです。

お湯を使うと汚れ落ちる

汚れや菌を落とすために最も効果的な洗い方は、「お湯」を使うこと。繊維や皮脂汚れが緩んで落ちやすくなり、また洗剤も働きが良くなるとのこと。40℃くらいのお湯で洗うとかなり汚れは落ちやすくなりますが、お風呂の残り湯で明らかに汚れているお湯は使わないようにしましょう。

表面積を広げて干す

干し方については、速く乾きやすいようにすることがポイント。重なる部分をできるだけなくし、洗濯物の表面積を広げて干すことが大事です。

例えば、シャツであれば襟を立てたりボタンを外す、パンツであれば筒状にしたり、裏返すことで繊維の重なりを軽減。風に当たりやすいようにしましょう。洗濯物の表面積を広げた状態にしておき、換気扇をつけて湿った空気を逃したり、扇風機や除湿機、乾燥機などを併用すると良いようです。