時代が進むにつれ、家電の進化や家族形態の変化などで、家事や育児の常識、苦労も少しずつ変わっていきます。昭和と平成では、家事や育児にどのような違いがあったのでしょうか。パナソニックは、育児経験がある50~70代の昭和のママ250人と、20~50代の働く平成のママ250人を対象にした調査結果を発表しました。

昭和のママたちが、平成のママより特に苦労したのが「アイロンがけ」や「雑巾がけ」。昭和ママの60%が「家族全員のアイロンがけをすることが多い」と回答したのに対し、平成ママは17%と、43ポイント差。「日常的に室内の雑巾がけをすることが多い」との回答についても、31ポイント差で昭和ママが上回りました。

そのほか、「家族全員分の洗濯物を外に干すことが多い」「ほぼ毎日店舗に食材を買いに行っている」「食器洗いは手で行うことが多い」の回答で昭和ママが上回っており、家族の人数が多く、食洗機や宅配サービスなどの普及が進んでいなかった時代の苦労がうかがえます。一方、平成ママが上回ったのは「仕事や通勤で立ちっぱなしの機会が多い」でした。

また、昭和ママは「おんぶ」をしながらこうした家事をこなすことが多いのに対し、平成ママは「抱っこ」が過半数。買い物や料理、掃除、洗濯などの家事で「おんぶの昭和、抱っこの平成」という違いが顕著に見られました。