バニラや抹茶、桃など、さまざまなフレーバーの人気ランキングで、1位は「バニラ」となりました。

この調査は、リサーチ・データの分析を行っている「B・M・FT」が、15~59歳の一般男女1000人を対象に実施したものです。味や香りをつくりだしている素材365種類のうち、最も人気が高かったのは「バニラ」で、2位が「いちご」、以下は「生クリーム」「チョコクリーム」「桃」と続きました。

好きなフレーバーの総合ランキング(B・M・FT調べ)
好きなフレーバーの総合ランキング(B・M・FT調べ)

また、素材を「フルーツ・野菜系」「和・エスニック系」「洋風系」の3分野に分けた調査では、フルーツ・野菜系の1位は「いちご」。2位以下は「桃」「ストロベリー」「白桃」「巨峰」「りんご」「アップル」と続き、いちごと桃が4位までを占めました。

和・エスニック系では、1位「はちみつ」、2位「きなこ」、3位「抹茶」の順。洋風系は「バニラ」「生クリーム」「チョコクリーム」「ミルクチョコレート」「ココア」の上位5つが、全体でもトップ10に入りました。

フルーツ・野菜系では、「いちご/ストロベリー」や「りんご/アップル」のように、同じ素材であっても日本語名か英語名かで順位に差がでており、名称から受ける印象が好みに関わっていることがわかります。

3分野別のランキング(B・M・FT調べ)
3分野別のランキング(B・M・FT調べ)

また、フルーツ・野菜系5位の「巨峰」はぶどうの品種名ですが、普通名詞である「ぶどう」よりも上位にランクインしています。同じく品種名の「マスカット」もぶどうより上位で、特定品種のブランドイメージが高いことがうかがえます。

「ぶどう」に関する普通名詞と品種名の意向(B・M・FT調べ)
「ぶどう」に関する普通名詞と品種名の意向(B・M・FT調べ)

一方、「いちご」の場合は、トップは普通名詞の「いちご」で、次いで「ストロベリー」。3位以下は「あまおう」「とちおとめ」「紅ほっぺ」と続き、品種名よりも普通名詞の「いちご」「ストロベリー」が好まれていることがわかりました。

「いちご」に関する普通名詞と品種名の意向(B・M・FT調べ)
「いちご」に関する普通名詞と品種名の意向(B・M・FT調べ)