騎馬戦や組体操など、運動会でケガのリスクが高い競技を実施することの是非について議論が行われているが、子どもを持つ母親の約6割が「やらせたい」と思っていることが母親向け情報サイト「ママスタジアム」の調査でわかった。

同調査は末子0~12才の子どもがいる母親337人を対象に実施された。

母親が子どもに運動をさせることで期待するのは「体力をつけ、丈夫になってほしい」(83.1%)「運動を通して精神的に成長してほしい」(59.6%)「少しでも運動能力を高めたい」(49.0%)「運動を通して自信をつけてほしい」(48.7%)などが上位に。運動は体だけでなく心の成長にもつながると考える人が多いことがわかった。

インタースペース調べ
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子どもの運動能力を高めるために母親が取り組んでいることは、「積極的に外遊びに連れていく」(45.1%)「運動やスポーツ系の習い事に通わせる」(44.2%)「運動が上手にできたときにほめる」(42.4%)など。また、自分の子どもをスポーツ選手に育てたいと思う母親は25%で、4人に1人が子どもの運動能力や選手としての活躍に高い関心を持っているようだ。

インタースペース調べ
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一方、運動会の徒競走で子どもに1番になることを期待している母親は29%で、「1番でなくても頑張ればいい」(67%)という意見が多数派。他の子と比べるのではなく、我が子が成長した姿を見て喜ぶ母心が伝わる結果となった。

騎馬戦や組体操などの競技はケガや事故が多発して問題となり、全国の小中学校で中止が進んでいるが、「やらせたい」ママが64%で最も多く、「本当はやらせたくないが仕方ない」が31%、「絶対にやらせたくない」が5%。ここでも多くの母親がこれらの競技は子どもの心の成長につながると期待していることがうかがえた。

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