おいしい料理を手間をかけずに短時間で作りたい女性たちが、いま1番使ってみたい調理家電は“ほったらかし”系だということが、リビングくらしHOW研究所が実施したアンケート調査でわかった。

この調査は全国の日頃料理をする既婚女性1028人(平均年齢:45.44歳)を対象に行われた。

平日の夕食作りにかけている時間は、フルタイム勤務やパート、専業主婦など、どの働き方でも最も多かったのが「30分以上45分未満」で全体の35.4%だった。また、フルタイム勤務では「30分未満」が29.6%に対して、専業主婦では45分以上が54.1%と調理時間に差があることもわかった。

リビングくらしHOW研究所調べ
リビングくらしHOW研究所調べ

普段の食事作りに希望していることは「メニューのバリエーションを増やしたい」が最も多く、次いで「もっと手間をかけずに作りたい」「もっとおいしく作りたい」「もっと栄養バランスのいい食事を作りたい」「もっと調理時間を短くしたい」という順。特に「手間をかけずに」「調理時間を短く」を求める割合は、調理に時間をかけている人のほうが高い傾向だった。

調理家電に求めること

調理家電に求めることは「おいしい料理が作れる」「調理の手間が省ける」「調理時間の短縮」がトップ3で、ここでも「調理の手間が省ける」「調理時間の短縮」への期待は、調理に時間をかけている人の期待度が高かった。

リビングくらしHOW研究所調べ
リビングくらしHOW研究所調べ

今気になっている使ってみたい調理家電の1位は、食材と調味料を入れてメニューを選ぶだけで献立が完成する「電気調理鍋・電気炊飯鍋・電気圧力鍋(26.0%)」。2位以下は「ノンオイルフライヤー」「フードプロセッサなど」「ホームベーカリー」「電子レンジ・オーブンレンジ」「炊飯器」と続いた。

リビングくらしHOW研究所調べ
リビングくらしHOW研究所調べ

ほったらかし調理家電の購入率はまだ2.5%と低いが、持っていない人の86.5%が「興味がある」「まあ興味がある」と高い関心を持っているようだ。

アスレシピのユーザーも93%が働くお母さん。「栄養ある料理を短時間で作りたい」というのは共通している。スイッチポンでの自動調理は憧れるが、実際の購入率を見ると単純に「時短・省手間=調理家電」ということではなさそうだ。