私が住む新潟ならではの食材や食文化を紹介する「I LOVE 地元メシ」の第5弾は「麩」を使った料理です。
全国には様々な麩がありますが、新潟ではバームクーヘンのような形をした「車麩」が親しまれています。大きく、モチモチとして食べ応えがあるので、汁物の具材というより煮物や肉の代わりとしても使われます。
今回はその車麩をトンカツのように揚げ、メイン料理に仕立てました。新潟らしく甘辛いタレにくぐらせましたが、お好みでソースやしょうゆをかけてもOKです。
車麩のタレカツ風
◆材料(2~3人分)
車麩…3枚
溶き卵…1個分
小麦粉、パン粉…各適量
<タレ>
めんつゆ(3倍濃縮)…30ml
水…180ml
◆作り方
❶車麩は水に浸けて戻し、水けをきる。
<車麩の戻し方>
車麩2、3枚に対してボウルに水を1000mlほど入れ、お皿などをのせておきます。30分から1時間ほどで戻りますが、車麩は戻り過ぎることがないので、私は使用する前の晩に水に浸け、冷蔵庫に入れています。
❷①に小麦粉、溶き卵、パン粉を順にまぶし、180℃くらいの油できつね色になるまで揚げる。
❸めんつゆを分量の水で割り、600Wの電子レンジで1分ほど温める。
❹②を食べやすい大きさに切り、④にくぐらせて器に盛る。
【アスレシピ特派員=新潟県在住・奥谷佳子】