私は、フィギュアスケートをする娘の体調管理に手帳を活用しています。1冊に予定から食事、トレーニング、コンディションなどあらゆる内容を記入しておくことで、体調管理にとても役立ちます。アスリートの皆さんにもぜひ活用していただきたいと思い、11月のアンバサダー定例会議で紹介しました。

11月のアンバサダー定例会議で、私の手帳活用術を紹介
11月のアンバサダー定例会議で、私の手帳活用術を紹介

私が手帳の活用を始めたきっかけは、3人の息子たちがつけていた「食事ノート」です。野球をしていた息子たちは、所属チームの方針で、毎日測定する身長や体重、朝昼晩や補食に食べたもの、トレーニングの内容、その日の体調などをノートに記録していました。

ノートには目標も書き込み、それに向けてどうしていくか、家族で話し合いながら一緒に努力を重ねていきます。記録を通して見えてくることや気づきも多く、競技力の向上に生かすことができました。

末娘が競技を始めた頃は、とくに記録などはしていませんでした。しかし、息子たちのノートの経験から、娘も同じようにノートを作ろうと考えました。その時、普通のノートではなく手帳を使えば、スケジュールから体調管理までを全て網羅できると思いついたのです。

特に多い手帳のタイプ(講座の資料から)
特に多い手帳のタイプ(講座の資料から)

手帳には、1か月を見渡せる「マンスリー」、週ごとの「ウイークリー」、年間スケジュール、1日の予定が時間ごとに記入できる「バーチカル」など、色々な種類があります。私が使用しているのは「マンスリー」「バーチカル」「年間スケジュール」が1冊にまとまったものです。

私が使用している手帳のタイプ(講座の資料から)
私が使用している手帳のタイプ(講座の資料から)

「年間スケジュール」には、試合や合宿など、毎年決まっている予定を記入します。「マンスリー」には、自分のスケジュールと娘の練習予定、試合の詳細などを記入。「バーチカル」には食事内容や体重、体調、トレーニングなどを書き、週の目標も欄外に書いておきます。バーチカルには時間の目盛りがあるので、どの時間に食事をとったか、どんなトレーニングをしたか、睡眠時間はどれくらい取れているのかなども細かく把握でき、コンディション調整がしやすくなります。

記録しておくと、試合前に何を食べたら調子が良かったかなども一目瞭然です。また、体調を崩した時に、原因を探るのにも役立ちます。この手帳のおかげで、娘は体重管理の厳しい競技ながら、大学生となった現在も良いコンディションで競技ができています。

時には親子のコミュニケーションツールにもなり、子どもの成長記録になります。ぜひ2024年は、お子さんのコンディション管理に手帳を活用してみませんか。

【アスレシピ特派員=兵庫県在住・妻鹿直美】