秋の大会シーズンになりました。休日はお子さんの応援に出かける機会も多いことと思います。

試合に帯同した日は、帰宅後に温めるだけで食べられるおかずがあると便利ですね。今回は材料をすべて保存袋に入れて冷凍しておき、当日は流水解凍して火を入れるだけの超簡単メニューを紹介します。

野菜は購入したらすぐにカットして冷凍しておくと、使う時に切らずに済み、火の通りも早いので便利です。根菜類は冷凍によって組織が壊れ、味しみが良くなるというメリットもあります。私は大根を、部位ごとに切り方を変えて冷凍保存しています。生のままで1本を使いきるのには時間がかかりますが、冷凍するようになって無駄にすることがなくなりました。

大根は首、真ん中、先端と3つの部位ごとに切り方を変えて冷凍しています
大根は首、真ん中、先端と3つの部位ごとに切り方を変えて冷凍しています

大根おろしは冷凍できないと思っている方もいるかもしれませんが、心配はいりません。ぜひ一度試してみてください。

野菜と鶏のしぐれ煮

野菜と鶏のしぐれ煮

材料(2人分)
鶏もも肉…1枚(約300g)
片栗粉…大さじ1
大根…1/3本
ピーマン…2個
キノコ類…適量
タマネギ…1/2個

A
砂糖…大さじ4
酢(穀物酢、黒酢でも可)…大さじ2
酒、みりん…各大さじ4
しょうゆ…大さじ4
※調味料は市販の焼き鳥のたれでも代用できます。

「野菜と鶏のしぐれ煮」の材料

作り方
❶鶏肉は一口大に切り、片栗粉大さじ1をまぶす。Aは混ぜ合わせておく。
❷①の肉を冷凍可能な大きめの保存袋に入れ、Aの2/3量を加えてもみ込む(残りのAはふた付き容器などに入れて保存しておく)。

一口大に切り、片栗粉をまぶした鶏肉を保存袋に入れ、タレを加えて漬け込む

❸肉を漬け込んでいる間にピーマン、タマネギを食べやすく切り、キノコ類は小房に分ける。肉を漬け込んだ保存袋に全て加える。

食べやすく切った野菜類を肉の保存袋に加える

❸最後にすりおろした大根を加え、全体がなじむようにもみ、袋の口を閉じて2時間以上冷凍する。

大根おろしはフードプロセッサーを使うと早いです
大根おろしはフードプロセッサーを使うと早いです

「野菜と鶏のしぐれ煮」セットが完成
「野菜と鶏のしぐれ煮」セットが完成

❹調理の前に保存袋を取り出して流水解凍し、おおかた解凍できたらフライパンに移し替える。ふたをして強火にかけ、沸騰したら中火にして蒸し焼きにする。
❺ふたを取って水けを飛ばし、残しておいたAを加えて味を調える。

当日は流水解凍して全てフライパンに入れ、蒸し焼きに。仕上げに残しておいたタレを加えて出来上がり

【アスレシピ特派員=大阪府在住・石井ゆかり】