「葛」と聞くと、「葛きり」「葛餅」など和菓子を思い浮かべる方も多いかもしれません。また、寒い時期には「葛湯」を飲むなど、日本人にはなじみのある植物です。
葛は、漢方や薬膳の世界では解熱作用、発汗作用、風邪の引き始めなどに効果があると言われています。葛の根を主成分とした「葛根湯」は、風邪の引き始めのゾクゾクや首や肩のこわばりを治してくれる漢方薬として広く親しまれていていますね。
今回は、季節の変わり目の体調不良や風邪対策にピッタリの「ホット葛ミルク」を紹介します。
冷蔵庫で冷やすと、スプーンですくって食べられるおやつにもなりますし、牛乳の代わりに、オレンジジュースやリンゴジュースで作ってもおいしいです。お好みの味を見つけてみてください。
試合や練習で疲れた日には、寝る前に「ホット葛ミルク」でほっと一息いかがでしょうか?
ホット葛ミルク
◆材料(1人分)
本葛…10g
牛乳や水…150~200ml
砂糖またははちみつ…大さじ1
黒ゴマきなこ、クコの実など(好みで)…各適量
◆作り方
❶固形状の葛を砕き、牛乳や水を冷たいまま加えてかき混ぜる。
❷①を鍋に入れて火にかけ、弱火でかき混ぜながらトロトロになるまで加熱する。
❸好みのとろみがついたら火を止めて器に入れ、好みで黒ゴマきなこやクコの実をトッピングする。
【アスレシピ特派員=東京都在住・久保田美奈子】