夏が旬のトウガン(冬瓜)は、冷暗所に置けば冬まで日持ちすると言われ、実際に冬場でも出回っています。
薬膳の考え方では、利尿作用や体の熱を取り除く作用(体を冷やす性質)があるとされているので、ショウガを加え、気温が下がるこれからの季節におすすめの食べ方を紹介します。
スライスして炒め煮にするので、煮物にするよりも短時間でできます。丸ごと1個買ったり、もらったりして、食べ方に困った時のバリエーションの1つとしてもおすすめです。
トウガンとツナの炒め煮
◆材料(4人分)
トウガン…300g(可食部、普通サイズの1/4カット程度)
ツナ缶…1缶
おろしショウガ…小さじ1
ゴマ油…大さじ1
水…100ml
鶏がらスープの素(顆粒)…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
<水溶き片栗粉>
片栗粉…小さじ2
水…大さじ2
◆作り方
❶トウガンは種とわたを取り、3~5mm程度の厚さにスライスする。
❷ツナ缶は油をきる。ショウガは分量分をすりおろす(チューブも可)。
❸フライパンにゴマ油を温め、ショウガを入れて油に香りを移す。トウガンとツナを入れ、中火で炒める。
❹トウガンがしんなりしてきたら、水、鶏がらスープの素、しょうゆ、酒、みりんを加え、弱火で煮る。
❺トウガンがやわらかくなったら一旦火を止め、水溶き片栗粉を回し入れ、再度火をつけて弱火でとろみがつくまで煮る。
【ママ特派員=東京都在住・青木裕美子】