<ママ特派員・サポーターから>

私の地元である長野県の諏訪地域は、厳しい寒さときれいな水のおかげでおいしい日本酒が造れるため、酒蔵がたくさんあります。そのため酒粕は昔から、地域の人々や私にとって身近な食材でした。

酒粕を使った甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養豊富ですし、美肌効果、生活習慣病の予防、便秘解消、肝臓の保護、肩こりや頭痛の緩和、肥満予防、アレルギー体質の改善など、酒粕には多くの効能があります。さらに、免疫力向上や体を温める効果もあり、体調を崩しやすい冬にはぴったりです。

酒粕は新酒のできる11月~2月頃によく出回ります。その酒粕と、同じく冬の食材の「フローレット」を合わせた1品を紹介します。

フローレットとは、ブロッコリーやカリフラワーなどの花蕾のことで、近年話題になっている食材。アスリートには欠かせない、ビタミンCや鉄も豊富です。カリフラワーの一種であるロマネスコも、最近はスーパーなどでよく目にするようになりました。3つを合わせると彩りがよく、見た目も食感も楽しめるのでおすすめです。

ミックスフローレットの酒粕あえ

ミックスフローレットの酒粕あえ

材料(2人分)
ミックスフローレット…170g(今回は冷凍のものを使いました)
黒コショウ…適量

A
酒粕…50g
みそ…大さじ1
豆乳…大さじ2(酒粕のかたさにより調整してください)
オリーブ油…大さじ1

作り方
❶Aを耐熱ボウルに入れてよく混ぜ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで1分加熱する。
※みそは焦げやすいので、加熱する前によく混ぜてください。

みそは焦げやすいので、加熱する前によく混ぜておきます
みそは焦げやすいので、加熱する前によく混ぜておきます

❷①を取り出してよく混ぜ、再び600Wで1分加熱する。
※酒粕にはアルコール分が残っているため、お子さま向けなどでしっかりアルコールを飛ばしたい場合は、鍋で煮詰めるか、さらにもう一度レンジで加熱してください。
❸②とボイルしたフローレット、オリーブ油を混ぜ合わせる。
❹器に盛り、仕上げに黒コショウを振る。

ミックスフローレットがない場合は、ブロッコリーだけでもOK。また、この酒粕ソースはイモ類や魚に塗ってオーブンで焼いてもおいしいです。ぜひいろいろな料理に酒粕を使ってみてください。

【ママ特派員=神奈川県在住・今村七海】