<ママ特派員・サポーターから>

毎日お弁当作りをされている皆さま、お疲れ様です。我が家は学生は巣立ちましたが、大人のお弁当の日々がまだ続いています。

私は週末に大量のストックを作り、次の週のお弁当のおかずに役立てています。もう10年以上もこの方法で、朝の料理の時間を少しでも短縮するようにしています。

お弁当用の冷凍ストック
お弁当用の冷凍ストック

ひき肉はピーマンの肉詰めにすることが多かったのですが、ある時冷蔵庫に少しずつ残っていた野菜を見て、詰めずに巻くことを思いつきました。色の濃い野菜は油との相性も良く、粘膜を保護する栄養素の吸収を高めます。また、色の薄い野菜は肉で巻くことで栄養素の流出を減らす働きが期待できます。

半端な残り野菜も余すことなく使いきることができ、また肉の中で蒸し焼きになるため、野菜本来のおいしさが味わえるおかずになりました。

野菜のひき肉巻き

野菜のひき肉巻き

材料(4人分)
豚ひき肉…500g
野菜(ニンジン、ナス、オクラ、アスパラガスなど)…適量
塩…小さじ1程度
コショウ…少々
おろしニンニク…1片分(または市販ガーリックパウダー)
ナツメグ…適量
すき焼き用の麩(みそ汁用の麩でもOK)…手のひら2杯分
炒め油…小さじ1

作り方
❶野菜は洗って水けをとり、巻きやすいように細長く切る。
❷ひき肉に塩、コショウ、おろしニンニク、ナツメグ、すき焼き用の麩を入れ、手で混ぜる。
※卵を入れなくても、麩のグルテンの働きで粘りが出ます。
※麩は、まな板の上で包丁やボウルで押しつぶしたり、手でぎゅっと握りしめて粉々にして加えてください。

野菜類は細長く切っておくと巻きやすいです
野菜類は細長く切っておくと巻きやすいです

❸まな板に肉を広げ、野菜を乗せて野菜を覆うようにクルクルと巻く。
※巻きにくい場合はラップの上に肉を広げ、ラップごと巻いてもOKです。
※手の熱で時間とともに肉が溶けてやわらかくなり、巻きにくくなるので、肉の入ったボウルの下に保冷剤や氷の入ったバットを当てておくと巻きやすいです。
❹オーブンの天板に油を引いて③を乗せ、200℃のオーブンで10~13分焼く。
※フライパンで焼く場合は、中火でふたをして3分、裏返して3分、合計6~7分くらい蒸し焼きにしてください。

ソースやケチャップなど、お好みの調味料でお召し上がりください。

切らずに食べると食べ応え満点です
切らずに食べると食べ応え満点です

冷めてから輪切りにすると断面がキレイに見えて見映えがよくなります。

冷めてから切ると断面がきれいです
冷めてから切ると断面がきれいです

あらかじめ弁当箱の高さに合わせて切り分けて冷凍しておくと、そのまま入れることができるので楽ちんです。毎日のお弁当作りにぜひお試しください。

お弁当箱の高さに切りそろえておくと便利!

【ママ特派員=大阪府在住・石井ゆかり】