<ママ特派員・サポーターから>

鶏手羽のグリルは我が家で人気メニューのひとつです。焼くだけでおいしく、忙しい時に助かるのですが、骨付き肉は火の通りが悪く、生焼けのことがありませんか?

特に時間がない時など、冷蔵庫から出してすぐに焼き出すと生焼けになりやすく、もう一度焼き直さないといけないことがあります。

鶏手羽は、ゆでて保存しておくと生焼けの心配がありません。帰宅後にさっと焼くだけでよく、簡単手間なしです。

今回はニンニクしょうゆ風味を紹介しますが、調味料によって照り焼きやイタリアンなどいろいろなアレンジが楽しめます。

ゆで汁は栄養、うま味がたっぶりの野菜スープにします。ささみやむね肉と比べて脂質が多いのは気になりますが、骨の近くなのでうま味が強く、コラーゲンなども多い部位です。油を使わない調理で、ほどほどにいただくようにしています。

鶏手羽のグリル~ニンニクしょうゆ風味

同様にグリルした夏野菜を添えて。奥はゆで汁を使った野菜スープ
同様にグリルした夏野菜を添えて。奥はゆで汁を使った野菜スープ

材料
鶏手羽元、手羽先…20本
ショウガ…1片
ニンニク…2片
ネギの青い部分…1本分
酒…50ml
塩…適量
しょうゆ…大さじ1

作り方
❶鶏手羽に塩をふり、しばらく置く(室温が高いときは冷蔵庫に入れる)。出てきた水分はキッチンペーパーで拭き取る。
❷①、つぶしたニンニク1片分、スライスしたショウガ、ネギ、酒を鍋に入れ、ひたひたの水を加えて中火にかける。沸騰したら弱火にし、グツグツ煮立たせないように加熱し、アクを取る。

ニンニクやショウガ、ネギの青い部分は臭み取りに役立ちます
ニンニクやショウガ、ネギの青い部分は臭み取りに役立ちます

❸骨にそった部分に箸を刺してみて、スッと入るようなら火を消し、余熱で火を通す。
❹粗熱が取れた鶏手羽をポリ袋に入れ、スライスしたニンニク1片分としょうゆを加え、空気を抜いて口を結び、全体にしょうゆが行き渡るように数回上下を変えてから冷蔵保存する。

ニンニクじょうゆのほか、調味料を変えれば和風やイタリア風などにもアレンジできます
ニンニクじょうゆのほか、調味料を変えれば和風やイタリア風などにもアレンジできます

※2~3日で使用してください。
※冷凍保存もできます(日持ちは約2週間)。

❺魚焼きグリルやトースター、フライパンなどで焼く。中まで温まり、焼き色がつけば出来上がり。

脂を取り除いてスープに

ゆで汁を冷やすと脂が固まります。ラップを貼ると脂だけくっつくので、つかんで取り除いてからスープにします。

ゆで汁を冷やして固まった脂は…
ゆで汁を冷やして固まった脂は…

ラップを貼り付けて…
ラップを貼り付けて…

つかんで取り除くと…
つかんで取り除くと…

キレイに取れます!
キレイに取れます!

スープも小分けにして冷凍しておくと便利です。煮物、雑炊、炊き込みご飯などに使えます。

【ママ特派員=福岡県在住・松尾光恵】