<ママ特派員・サポーターから>
今年もまた、暑い夏が始まります。暑くなると、なかなか食が進まないこともありますね。麺類だと食べやすい。そんな時に、パクッと食べられる「そば寿司」はいかがでしょう。
そばには、タンパク質、脂質、食物繊維、各種ビタミン、ミネラルが豊富です。また、ルチンも含まれています。ルチンは、穀類の中ではそばだけが持っている栄養素で、タンパク質と一緒に摂ると筋肉の合成が促され、筋力アップにつながります。
そばのタンパク質は精白米の約2倍で、必須アミノ酸のリジン、アルギニンを摂取することができます。ビタミンB1、B2も多く、疲労回復、食欲不振の緩和にも役立ちます。ビタミンB2には、皮膚や粘膜の状態を整え、健やかに保つのを助ける働きもあります。
そばは消化が悪いと言われますが、そば粉100%の十割そばなら消化もよく、胃に負担をかけずに食べられます。
そば寿司
◆材料(2人分)
そば(乾麺)…80g
ホウレン草…2枚
高野豆腐…1枚
シイタケの佃煮、錦糸卵…各適量
カニ風味かまぼこ…2本
<高野豆腐の煮汁>
水…200ml
めんつゆ(2倍濃縮)…100ml
砂糖…大さじ1
◆作り方
❶そばは袋の表示通りにゆで、水でよく洗い、水けをきる。
❷ホウレン草は、さっと湯がく。
❸高野豆腐は、100mlの熱湯と300mlの水を合わせた中に20分ほど浸し、戻す。鍋に煮汁の材料を煮立て、戻した高野豆腐を入れて、煮汁が少し残るくらいまで煮詰める。煮汁に浸したまま冷ます。
❹シイタケの佃煮は薄切りにする。
❺巻きすの上にノリを敷き、ゆでたそばを乗せる。そばの上にホウレン草を広げ、汁けをきった高野豆腐、シイタケのつくだ煮、錦糸卵、カニ風味かまぼこを乗せ、手前からしっかり巻く。
❻10分ほど休ませてから、食べやすく切る。
※栄養を考えて、十割そばを使っています。
※今回は、ホウレン草の代わりにスイスチャードを使っています。スイスチャードは、カルシウム、鉄、亜鉛が多い野菜です。
※今回のノリは、おにぎり用に切られているものを使いました。おにぎり用を使うと、はみ出した具材を切るだけで、お弁当に入れられます。
※具材は、好みのもので作ってみてください。
いなりそば寿司
◆材料(2人分)
いなり寿司用油揚げ…4枚
そば(乾麺)…100g
梅干し…中1個
シラス干し…大さじ1
◆作り方
❶そばは袋の表示通りにゆで、水でよく洗い、水けをきる。
❷ボウルに①を入れ、種を除いてちぎった梅干しとシラスを加え、よく混ぜ合わせる。
❸いなり寿司用の油揚げを開き、②を詰める。
上記のレシピはどちらもしっかり味がついているので、しょうゆなどをつけずに食べられます。具材によっては、めんつゆやしょうゆなどを適宜つけて召し上がってください。
そば寿司はご飯と違い、冷たくしてもおいしく食べられます。容器に詰めて冷凍しておくと、そのままお弁当に持っていくことができます。保冷剤代わりにもなり、食べる頃にはそば寿司も解凍されておいしく食べられます。
【ママ特派員=千葉県在住・小垣美津子】