<ママ特派員・サポーターから>

「春の食卓には苦みを盛れ」という言葉があります。春は「木の芽時」とも言われるように、冬眠から目覚めた野生動物が芽を出し始めた植物を食べて代謝を高めたり、体内にたまった毒素を排出したりする時期。私たちも苦みのある食材をとって、冬の間に蓄積された老廃物をデトックスをすることで、春に起こりがちなアレルギーなどの不快症状を緩和することができる、とされています。

アクが強く苦みのある食材は、下処理にひと工夫いりますし、せっかく作っても子どもには喜ばれず、なかなか食卓にのぼることが少ないかもしれません。しかし今回は、保育園の調理師さんから教わった、園児でもおかわりするほどの食べやすいレシピを紹介します。

ピーナツバターの香ばしさが苦味食材と相性よく、息子たちが大好きで、卒園する時に調理師さんにお願いして教えていただきました。フキ以外にも春菊など、ひとクセある野菜とよく合います。苦手な食材も季節に一度は食卓に出して、食事と体作りの関係についての会話のきっかけになるといいですね。

フキのピーナツバターあえ

できあがり。盛り合わせたアスパラも、春にとりたい食材のひとつ。タンパク質豊富な生麩とバターじょうゆ炒めにしています

材料
フキ…1束
塩…少々

A
ピーナツバター…大さじ2~3
(粒入りのものだと食感が加わり、よりおいしくなります)
めんつゆ…小さじ1
砂糖…大さじ1(はちみつや甘酒などでも代用可)

作り方
❶フキは鍋に入る大きさに切って塩(分量外)を振り、まな板にこすり付けるよう転がしてもむ(板ずり)。

板ずりすることによって、より色鮮やかになる、アクが抜けやすくなる、筋が取りやすくなるなどの効果があります

❷鍋にたっぷりの湯を沸かし、下処理したフキを透明感のある鮮やかな緑色になるまで5~6分ゆでる。

ゆでるとアクで湯の色が変わります

❸冷水に取ってしばらくさらし、冷めたら水の中で筋を取る。
❹食べやすい大きさの斜め切りにし、ペーパータオルで水けを取る。
❺Aを混ぜ合わせる(ピーナツバターに甘みがある場合は、砂糖はなしでOK)。
❻⑤にフキを加えてあえ、塩少々で味を調える。

フキに葉がついている場合は、塩を加えた湯でゆでて細かく切り、じゃこと炒め合わせてしょうゆとみりんで甘辛く味付けるともう1品に。フキ以外にも菜の花、タケノコなど、今の時期にしか食べられない食材をぜひ楽しみましょう。

【ママ特派員=兵庫県在住・高木夕佳子】