知識をつけると行動も変わる

第2部では、選手たちからも話を聞くことができました。

登壇した選手の皆さん。左から、武井日向主将、射場大輔選手、山村知也副将、片倉康瑛選手
登壇した選手の皆さん。左から、武井日向主将、射場大輔選手、山村知也副将、片倉康瑛選手

大学へ入り、食について変わった点は? という質問には、

・食べ物の意味を理解し、残さずまんべんなく食べるようになった
・どうしても肉が多い食事になっていたが、大学に入り魚を食べる機会が増え、体つきが変わった
・空腹の時間を作らないようにした
・高校の時は通学に時間がかかり、朝ご飯がしっかり食べられていなかった。大学に入り、朝からしっかりと食べるようになったら体重を増やすことができた

と、それぞれが変化を感じているようでした。

また、今の自分が高校の時の自分へ思うことは? という質問には、

・食べたいものだけを食べるのではなく、バランスよく食べること
・動く前にきちんとエネルギーを補給すること
・パンとジュースで済ませることが多かったので、それをご飯に変えるべきだった

などの声が聞かれました。

登壇した4名の選手たちは皆、とても素晴らしい体つきで、質問にもしっかりとした受け答えをしていました。管理栄養士の山田さんの思いをきちんと受け止めていることが感じられました。

1人1人に合ったサポートを

ジュニア年代でも多いのが、他人と自分を比較し過ぎてしまうこと。これは保護者の方にも、子ども自身にも起こりうることだと思います。

成長スピードには個人差があり、1人1人が違います。明大ラグビー部では、スタッフと選手とがきちんとコミュニケーションをとって、個人に合った頑張り方を見つけ、サポートしている様子が伝わってきました。

それはまるで家族のよう。先輩たちの思いは後輩へ、伝統がしっかりと引き継がれ、このように強いチームができていくのだなと改めて感じた、とても充実したセミナーでした。

【アスレシピ認定アンバサダー=東京都在住・永田綾子】