<ママ特派員・サポーターから>

娘が取り組むセーリングは、海で行う競技のため、気象条件によって運動量が大きく変わります。食事を用意する私も、日々天気予報とにらめっこしています。

冬場の海上は気温が低く、風の強い日には水しぶきを浴びた体からどんどん熱が奪われます。手もかじかんで、お箸も持てないほどになります。

そのため、お弁当は船の上でも食べやすく、できるだけ温かい状態で、栄養素もしっかり摂れるものを考えます。温かい食事は心身を温めてくれるようです。

地方遠征の選手分もお弁当作り

昨年までジュニアで活動していた娘が、1番の目標にしていた「全日本選手権大会」が今年も11月22日から4日間の予定で、江ノ島で開催されます。ジュニアのトップを決めるレースで、日本代表の1次選考会も兼ねるこの大会は今年、第50回の記念大会。全国各地から、予選を勝ち抜いたジュニア選手たちが集結します。

昨年は自宅に近い場所での開催だったこともあり、1週間近くに及ぶ大会期間中はホテル宿泊で栄養不足にならないよう、地方から遠征している選手仲間の分も昼食を用意しました。

テーブルには40個の保温ジャーがずらり

<1日目>
レース初日は微風の予報だったので、恒例の「おでん」に。セーリング競技のママたちの間では、冬の定番メニューです。

レース中、揺れるヨットの上で保温ジャーのおでんが食べられるようになったら1人前?

<2日目>
この日も微風だったので、ナッツ入りのパンと野菜をたっぷり入れたミネストローネスープにしました。ミネストローネは多くの子どもたちが大好きなトマト味で、野菜もたくさん食べられます。スプーンで食べられることも、不安定な沖合での食事には重要なポイントです。温度を保つためにお米や丸麦を入れてとろみをつけ、こぼれにくく、温かく食べられる工夫をしました。

ミネストローネには、レンコンや冬瓜などの野菜がたっぷり

<3日目>
最終日は、東京湾ではめったにないほどのうねりを伴った強風でした。風が強い日は、セイルコントロールのために全身を使わなければなりません。こんな日はしっかりパワーがつけられるよう、おにぎりと豚汁にしました。

パワーを持続させるには、やはりおにぎりが最強です。具は定番の梅とサケ。特に梅干しは風が吹いてほしい時、海に種を投げ込むと吹いてくる…といういわれもあるため、毎回必ず1つは入れています。

フォークでも食べやすいよう、豚汁の具材は大きめの乱切りに。咀嚼の意味でも有効です

40個の保温ジャーは毎日圧巻でしたが、東京湾沖でひとりで戦う子どもたちから、

「頑張れた! ありがとうございました」
「あったかくてホッとしました」

などの言葉をもらい、私もともに戦っているような充実感で、とても楽しい時間となりました。

ますます寒くなるこれからの季節、寒さに負けずに有意義な時間が過ごせるよう、保温ジャーをどんどん活用していきたいと思います。

【ママ特派員=千葉県在住・佐藤ともこ】