<ママ特派員・サポーターから>

これからの季節、しっかり体を温めるために夜は煮込み料理が多くなります。

切った野菜を鍋にどんどん入れ、肉団子はポリ袋を使って手を汚さずに作る簡単肉団子鍋は、夕食から朝食、補食にまで展開できる便利なメニューです。

鍋物を作る時、私は最初から水をたくさん入れず、塩とほんの少しの水分で蒸すようにして野菜からのうま味を引き出しています。肉団子は材料をすべてポリ袋に入れて上から揉み、下をちょこっと切って、ホイップクリームのように鍋に直接絞り入れれば洗い物が少なく、手も汚れません。

スープにはあまり味を濃く付けていないので、写真のようにキムチを乗せるほか、さっぱり味がお好みならぽん酢をかけます。大人はユズコショウを添えるのもおすすめです。

鍋物は、手軽に糖質をプラスできる点でも優秀です。補食として持たせる時は、トッポギや春雨を固いまま保温ジャーに入れ、そこにアツアツにしたスープを注ぎ入れています。春雨は、カップにポンと入れられるようにくるっと丸められたものが便利です。自宅ですぐに食べる時には、写真のような小さな丸餅も子どもたちには好評です。春雨、トッポギ、丸餅は我が家の常備食材です。

糖質プラスに便利な丸餅(左)とトッポギ
糖質プラスに便利な丸餅(左)とトッポギ

鍋物がメインの日の主食は、簡単どんぶりにすることが多いです。濃い味の鍋物であればご飯も進みますが、さっぱり味の水炊き風が多い我が家では、タンパク質をしっかり摂らせるためにも炊き込みご飯のような味付きご飯か、今回紹介したような丼にしています。

ご飯に乗せた温泉卵も、購入して冷蔵庫に入れておくと便利。卵は完熟よりも半熟の方が消化も早いので、いつもより少し遅い時間帯の夕食でも安心です。

翌朝にはみそを溶き入れてみそ汁感覚で食べても美味。簡単ですが5大栄養素がしっかり摂れる、鍋物とご飯の献立です。

<今回の献立>
肉団子鍋
温玉シラスご飯

調理時間:3品で20分
材料:4人分
<肉団子鍋>
白菜…1/8株(食べやすくざく切りにする)
大根…1/4本(小さめのいちょう切りにする)
モヤシ…1袋
ネギ…1本(半分は斜め薄切り、半分はみじん切り)
シメジ、エノキダケ…各1袋
鶏ひき肉…200g
トッポギ…適量
しょうゆ、みりん…各大さじ1
塩…適量
ポン酢、ユズコショウ、キムチなど…各適宜

<温玉シラスご飯>
温泉卵…4個
シラス…適量
納豆…4人分
シソ…4枚(細かく切る)

作り方(同時に3品を作ります)
❶鍋に大根、モヤシ、キノコ類、白菜、ネギの順に入れ、塩ひとつまみ、水コップ半分ほどを入れてふたをし、火にかける。最初は強火、音がしてきたら、弱めの中火にする。

❷ポリ袋にひき肉、みじん切りのネギ、しょうゆ、みりんを入れて揉む。
❸野菜が全体的にしんなりしたら、ひたひたになる程度の水を加え、沸騰したら②のポリ袋の左右どちらかの角を少し切り、一口大くらいの大きさに絞り入れる。

❹煮込んでいる間に、柿の皮をむいて食べやすく切る。
❺肉団子に火が通ったらご飯を盛り、納豆、シラス、温泉卵を乗せ、シソを散らす。

【ママ特派員=東京都在住・永田綾子】