<ママ特派員・サポーターから>

魚は肉よりも調理法に悩まれる方が多いと思います。今回は魚料理の中でも気軽に挑戦しやすい「ホイル焼き」をメインにした献立を紹介します。

ホイル焼きは、魚の切り身と冷蔵庫にある野菜を包んで焼くだけと、忙しいときにもぴったりのメニューです。キノコをのせるとおいしいだしが出るので、必ず入れています。我が家の子どもたちは、うま味が凝縮されたスープも残すことなく、きれいに食べきります。

すだちは手軽なビタミン摂取として、魚や肉に搾りかけるのはもちろん、納豆に加えたり、サラダにかけたり、水に入れてすだちウオーターにしたりとさまざまな活用ができます。意外なところでは、カレーにかけてもさっぱりとしておいしいですよ。

「身土不二」という言葉をご存じでしょうか? 人間の体と土地は切り離せない関係にあり、自分の住む土地でとれる旬の食材をいただくことが、最も健康によいという意味だそうです。旬の食材には体を元気にさせる力があります。毎日の食事に取り入れて、風邪が流行する冬場も元気に過ごせる体作りをしたいと思います。

<今回の献立>
秋サケとキノコのホイル焼き
ナスの塩もみ
アボカドのサラダ
ふんわり卵スープ

調理時間:4品で20分
材料:4人分
<秋サケとキノコのホイル焼き>
サケの切り身(生)…4枚
シメジ、エノキタケ…各1パック
ブロッコリースプラウト…適量
塩、コショウ…各適量

※塩ザケを使う場合は、塩コショウは省略する。食べるときに物足りないようなら、ポン酢やしょうゆ適量をかける。

<ナスの塩もみ>
ナス…3~4本
塩…少々
かつお節…適量
しょうゆ…適量
すだち…2個

<アボカドのサラダ>
アボカド…2個
豆乳…少々
マヨネーズ…小さじ1

<ふんわり卵スープ>
卵…2個
ニンジン…1/2本
ネギ…1本
木綿豆腐…1丁
だし汁…4カップ
しょうゆ…大さじ2
酢…大さじ1/2
塩…少々

作り方(同時に4品を作ります)
❶鍋にだし汁、短冊切りにしたニンジンを入れて火にかける。キノコ類は石づきを取って食べやすい大きさに切る。
❷アルミホイルを広げ、サケの切り身を置いて塩コショウし、切ったキノコをのせて包む。

❸フライパンに②の包みを並べ、水を少量入れてふたをし、蒸し焼きにする。最初は弱めの強火で5分、その後中火にして3~4分が目安。水がなくなったら足しながら、具材に火が通るまで加熱する。

❹ナスは縦半分から薄切りにし、ボウルに入れて塩をふってもむ。
❺ネギを斜め薄切りにし、①のニンジンがやわらかくなったら加える。アボカドは縦半分に切って種を除き、適当な大きさに切って器に入れる。軽く潰し、豆乳、マヨネーズで味付けする。
❻④のナスの水分を絞り、器に盛り付けてしょうゆをかけ、かつお節をのせる。半分に切ったすだちを添える。
❼スープに調味料を加えて食べやすく切った豆腐を入れ、再び沸騰したら溶き卵を回し入れてすぐに火を止める(すぐに火を止めることで、ふわふわの卵スープになる)。
❽ホイル焼きの火の通りを確認し、火が通っていれば器に出して開き、ブロッコリースプラウトをのせる。

【ママ特派員=東京都在住・永田綾子】