<ママ特派員・サポーターから>

この夏は暑さが厳しかったため、“その日の疲れはその日のうちに取る”をテーマに食事作りをしていました。

疲労回復やスタミナを強化するといわれるアスパラは、アスリートにとって頼りになる野菜です。塩コショウだけでシンプルに炒めてもおいしいですし、肉で巻いたり、スープに入れたりなど、応用もききます。

ゆでると栄養素が流れ出てしまうので、無駄なく栄養素が摂れる炒め物やスープなどの調理法がおすすめ。今回はシメジとともにご飯に炊き込みました。味つけは塩少々だけですが、お米の一粒一粒にシメジとアスパラの味がしみ込み、しみじみおいしい1品になります。

そして、疲労回復といったら思い浮かぶのが豚肉。ピカタは、子どもにも人気のメニューだと思います。本来は豚肉に小麦粉をまぶし、チーズを加えた溶き卵にくぐらせて焼くのですが、今回は豚肉を焼いたところに溶き卵を流し入れて焼く手間なしレシピにしました。卵には塩コショウをしなくても、豚肉のうま味が溶け込んでとてもおいしく仕上がります。仕上げに、高い抗酸化作用を持つブロッコリースプラウトをトッピングし、パプリカパウダーをさっとふりかけています。赤・緑・黄色のコントラストが鮮やかで、食欲も増進します。

付け合わせのオクラはみそ汁用のだし汁で下ゆでし、わざわざゆでるためのお湯を沸かす手間を省きました。

フルーツは冷凍パイナップルを添えています。タンパク質の消化吸収を促進する作用があるため、我が家では肉料理の日はパイナップルや、同様の働きを持つキウイフルーツを添えることが多いです。冷凍フルーツを常備しておくと、練習時の補食にも使えて便利です。

<今回の献立>
アスパラとシメジの炊き込みご飯
ポークピカタ風
高野豆腐とネギのみそ汁
冷凍パイナップル

調理時間:4品で20分
材料:4人分
<アスパラとシメジの炊き込みご飯>
米…3合
シメジ…1パック(いしづきをとってほぐす)
アスパラ…5、6本(ピーラーで薄く皮をむき、4等分ほどにカット)
塩…適量

<ポークピカタ風>
豚ロース肉…8枚
卵…2個
塩、コショウ…各少々
ナス…2個
ネギ…2本
オリーブ油…適量
サニーレタス…適量
パプリカパウダー…適量
ブロッコリースプラウト…適量
黒すりゴマ…適量

<高野豆腐とネギのみそ汁>
高野豆腐(炒め物用の小さいもの)…適量
ネギ…ピカタの残りの青い部分
赤だしみそ…適量

<フルーツ>
冷凍パイナップル…適量

作り方(同時に4品を作ります)
❶米はといで分量通りに水加減する。食べやすくカットしたアスパラ、シメジを入れ、塩少々を加えて炊く。
❷みそ汁用のだし汁を沸かす。ナスは縦に3~4等分し、両端の皮目には格子状に切り目を入れて水につける。ネギは斜めにカットする。
❸フライパンにオリーブ油を入れ、ナス、ネギを加えてふたをして焼く。鍋のだし汁が沸騰したら、オクラ、ネギの青い部分を入れる。
❹フライパンのナスとネギに火が通ったら取り出し、豚肉を並べ入れて塩、コショウをふる。片面に火が通ったら裏返し、卵を溶いて流し入れる。オクラがゆで上がったら取り出す。
❺だし汁にみそを溶き入れ、高野豆腐を加える。
❻器にサニーレタス、ナス、ネギ、オクラ、ご飯、ピカタを盛り合わせる。ピカタの上にブロッコリースプラウトを乗せてパプリカパウダー、黒すりゴマをふり、パイナップルを小皿に入れて添える。

【ママ特派員=東京都在住・永田綾子】