<ママ特派員・サポーターから>

 ママ特派員の高本幸子さんの息子さんは、競泳を頑張る小学6年生。食事量は十分なはずなのに、体重が増えないことに悩んでいた今年の春、親子で増量に取り組み始めました。2回に分けて紹介します。

目的明確にして前向きに

 我が家の小学6年生の息子は、競泳をしています。身長は比較的高めですが、とにかく体が細く、太れないのが悩みのタネでした。しかし食事は普段から好き嫌いなく、たくさん食べていたので、体質なのかなと半ばあきらめていました。

 ところが今年の春、所属クラブのコーチからついに「体重を増やすように」との指導がありました。そこで意を決し、親子で増量に取り組むことにしました。

 まず、体重を増やす目的をはっきりさせました。

①スタミナをつける
 年齢区分が上がり、今後は100メートルや200メートルの距離に挑戦していくのに、今のままではスタミナが足りず後半バテてしまうため。
②スタート(飛び込み)の際に、ある程度重さがあった方がスピードにのれる
③この夏休みの強化練習で、心身ともにタフになって中学生に食らいつく

 これらはまさしく、今の息子の課題となっていることでした。体重を増やすことで克服できるならと、本人も前向きに取り組み始めました。

足りていなかった食事量

 スタート時は身長168センチ、体重52・6キロでした。

 食事は、朝食にご飯とパンを両方と、それぞれにおかずを用意。デザートはバナナにヨーグルトをかけ、さらにグラノーラをプラスしていました。

 お昼は給食です。残食があればおかわりをさせてもらい、他の子の倍ほどは食べていました。

 下校後は午後5時30分に早めの夕食を摂り、練習へ。終了後、9時頃に帰りの車の中でお弁当を食べていました。

 ほぼ1日4食の生活で、十分な食事を摂っていると思い込んでいました。しかし練習量に対してカロリーが不足していたため、体重が増えなかったことが分かりました。

主食と肉を増やしてカロリーアップ

 まず主食を少しずつ増やすところから始めました。3回の食事はもちろん、学校から帰ってすぐ補食としておにぎり(150グラムを2つ)を食べるなど、炭水化物の摂取量を2割ほど増やしました。

 次に主菜です。野菜や魚は好んで食べる息子でしたが、増量に向けて肉料理を増やしました。単純にメインを肉に替えるだけでなく、副菜にも肉を足すなど、様々な料理からタンパク質を摂取できるよう工夫しました。

 上の写真はある日の副菜です。この日の主菜は焼き魚でしたが、生野菜のサラダにささみで作ったサラダチキン、煮物には鶏団子と煮卵を加えてタンパク質を強化しています。

 始めて1カ月はほとんど体重に変化がなく、心が折れかけました。しかし、学校から持ち帰った身体測定のデータを見て、ふとあることに気づきました。

 小学4年生から、1年間に11センチも伸び続けてきた身長が、この1年では6センチしか伸びていなかったのです。身長と体重は伸びる時期が異なるといいます。身長の伸びが落ち着いている今こそ、体重増加のチャンスだと考え、気持ちを切り替えました。

疲れている時は好物でカバー

 2時間の水中練習と前後の補強で、帰りの車中は話をすることも億劫なほどクタクタに疲れています。運動後なのでしっかり食べて欲しいのですが、なかなか箸も進みません。

 そこで、練習後のお弁当には息子の好物を用意してみました。豆乳シチューと黒糖ロールです。シチューは市販のルウを使わず、薄力粉と豆乳をベースに作ります。ホワイトソースを別に作る必要はなく、鍋ひとつで作れる簡単レシピです。

 黒糖ロールも、市販品には黒砂糖以外の材料も多く入っていて、必要以上に甘みが強いことがあるので、黒糖のみで手作りしています。

 大事な大会前でハードな練習の後など、ここぞという時に好物を用意すると、帰りの車では練習の話をしながらモリモリと食べてくれます。

 また、冷たいものを多く摂りがちな夏こそ、我が家ではシチューの登場回数を多くしています。カボチャや冬瓜、ズッキーニなどの夏野菜も意外と合い、体も温まるのでおすすめです。

(後編では、努力の成果をお知らせします)

【ママ特派員=岐阜県在住・高本幸子】