<ママ特派員・サポーターから>

 現在高校2年の息子は、高校に入学すると同時にラグビーを始め、この1年親子で体作りに取り組んできました。

 最初はとにかく増量をと思い、食事の量と内容にだけ気をつけていました。しかし、アスレシピのセミナーに参加して「体は食べたものでできている」という講師の言葉が心に残り、おおもとの食材自体が大事なのではと考えるようになりました。

 それから、できるだけ新鮮で安心な食材を使い、手作りを心がけるようになりました。

 また、「生命力の高い食材が生命力の高い体を作る」ということも学びました。

 我が家は地元の農家と契約をしており、1年中、常に新鮮な採れたて野菜が食べられます。農家の方が丹精込めて育ててくださった野菜は、買ってきたものとは全く違い、手を加えないほどにおいしさを感じられます。これこそが生命力の高さなのではと気づき、毎日の料理だけでなく、補食にもたっぷり使うようにしています。

今回のメイン食材、ズッキーニ
今回のメイン食材、ズッキーニ

畑で元気に育っているブロッコリー
畑で元気に育っているブロッコリー

 野菜を使った補食の中でも、この時期限定で息子にも好評の「ズッキーニブレッド」を紹介します。

 材料を混ぜて焼くだけの簡単ケーキですが、砂糖をきび砂糖に、バターを少量のオリーブ油に、粉類の半量を強力粉にし、レーズンやナッツ類で栄養素をプラスしてジュニアアスリートの補食に合うようにアレンジしました。

 新鮮なズッキーニをたっぷり使ううえ、シナモンの香りがストレスを和らげ、体を温める作用もあります。朝食に添えたり、おにぎりなどと一緒に補食として持たせたりしていますが、練習で疲れた体と心が元気を取り戻し、やる気が湧いてくる我が家の「元気のもと」になっています。

<ズッキーニブレッド>
調理時間:60分
材料:パウンド型1台分
ズッキーニ…1本
卵…2個
きび砂糖…70g
オリーブ油(または油)…50ml
強力粉…100g
薄力粉…100g
ベーキングパウダー…小さじ1/2
ベーキングソーダ…小さじ1/2
シナモン…小さじ1~2(好みで)
レーズン…70g
くるみ、アーモンドなど(から焼きして粗く刻む)…50g

作り方
①ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でほぐす。砂糖、油を順に加え、そのつどしっかり混ぜる。
②ズッキーニはチーズおろし器などですりおろし、①に加えてざっと混ぜる。
③強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ、シナモンは合わせてふるい、②に加えて混ぜる。粉類がきれいに混ざりきる前にレーズンとナッツ類を加え、しっかり混ぜ合わせてパウンド型に流す。

④170℃に温めておいたオーブンで50分焼く。

竹串を刺して、何もついてこなければ焼き上がり。ラックの上などで冷ます
竹串を刺して、何もついてこなければ焼き上がり。ラックの上などで冷ます

【ママ特派員=東京都在住・松田直美】