<ママ特派員・サポーターから>

 蒸し暑い日が続くと、食欲が落ちてしまったり、ご飯が進まなくなったりしますね。運動しているとなおさら体力の消耗が大きくなり、疲労度が増すように思います。

 我が家では、暑くなるとご飯の進む中華風のおかずが多くなります。今回は、鶏むね肉を使ったチンジャオロースー風の炒め物を紹介します。

 鶏むね肉には、疲労回復によいと言われている「イミダペプチド」が多く含まれています。またピーマンには、抗酸化作用があるビタミンAやCが多く含まれ、油と一緒に摂ると吸収率が上がります。

 ポイントは、ぱさつきやすい鶏むね肉をいかにおいしく仕上げるかという点です。繊維に直角に細切りすることで食感をやわらかくし、下味として片栗粉と酒をもみ込んでうま味と水分を閉じこめます。

 ピーマンも切り方によって味や食感が変わります。今回は繊維を断つように細切りし、やわらかく仕上がるようにしました。しゃきっと仕上げたいときには、繊維に沿って切るようにしてください。

 味付けや切り方の工夫で食が進むことがあり、発見がありますよ。

鶏むね肉のチンジャオロースー風

<鶏むね肉とピーマンのチンジャオロースー風>
材料:2人分
鶏むね肉…1枚(約300g)
ピーマン(緑・赤)…合わせて4個
ゴマ油…適量

<下味>
塩…小さじ1/2
酒…大さじ1
片栗粉…大さじ2
おろしショウガ…小さじ2
油…小さじ2

<合わせ調味料>
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1

作り方
①鶏むね肉はまずそぎ切りにし、繊維を断つように端から細切りする。ピーマンは半分に切って種を取り、鶏肉に合わせて横に細切りする。
②鶏肉をボウルに入れ、下味の調味料を加えてもみ込み、5分ほど置く。
③フライパンにゴマ油大さじ1を熱し、鶏肉を中火で炒める。白っぽくなったら取り出す。
④③のフライパンにゴマ油少々を足して熱し、中火でピーマンを炒める。表面に油が絡まったら鶏肉を戻し入れ、合わせ調味料を加えて強火でつやよく炒め合わせる。

献立におすすめ
 合わせる汁物には、もずく酢とミニトマトと卵のサンラータン風はいかがでしょうか。酢にも疲労回復効果があります。

 もずく酢1パック、 スープ2カップ、ミニトマト適量を鍋に入れて熱し、酒、しょうゆで味を調えて卵でとじます。好みでラー油、酢各適量をたらしてできあがりです。

【ママ特派員=東京都在住・三木玲伊子】