<ママ特派員・サポーターから>

 寒さが厳しくなり、インフルエンザなどの感染症が流行する季節になってきました。子どもたちが練習をするグラウンドやスケートリンクも寒く、体調管理が大変な時期です。

 この時期に私が多く摂らせるよう意識しているのがビタミンCです。体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというタンパク質を作るのに必要な栄養素で、病気やストレスなどへの抵抗力を高めたり、鉄の吸収を良くしたりします。不足すると寒さや細菌に対する抵抗力が下がり、風邪などの病気にかかりやすくなったり、骨の発育が不十分になり、ケガもしやすくなってしまいます。

 今回はビタミンCの補給におすすめの副菜「レンコンとヒジキのガーリック炒め」を紹介します。今が旬のレンコンはビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富です。熱に弱いといわれるビタミンCですが、レンコンのビタミンCは熱に強く、調理の幅が広がります。

 ミネラルや食物繊維を多く含むヒジキとの組み合わせによって、互いの栄養素の吸収が格段にアップします。美肌効果もあり、娘や母にもうれしい一品です。

レンコンとヒジキのガーリック炒め

<レンコンとヒジキのガーリック炒め>
調理時間:20分
材料:4人分
レンコン…100g
生ヒジキ…300g
コーン…1/2カップ
ニンニク…1片
鶏ささみ…2本
酒…少々
サラダ油…適量
しょうゆ…小さじ1
みりん…少々
塩…小さじ1/4~1/3
パセリ…適量

作り方
①レンコンは3ミリほどの厚さのいちょう切りにし、水につけてあく抜きする。ヒジキは水洗いし、水けをきる。コーンは汁をきる。ニンニクはみじん切りにする。
②鶏ささみは耐熱皿に入れて酒をふり、電子レンジ(500W)で1分30秒加熱する。粗熱が取れたら手で裂く。
③フライパンにサラダ油とニンニクを入れて火にかけ、香りがたったらレンコンとコーンを加えて炒める。

まずレンコンとコーンを炒める

④ヒジキとささみを混ぜ合わせて加え、しょうゆ、みりんを入れてさらに炒める。

あとからヒジキを加える

⑤塩で味を調え、器に盛ってパセリをふる。

妻鹿直美(兵庫県神戸市在住)

ピアノ講師。
アスリートフードマイスター、アスリートボディケアセルフトレーナー。
勉強やスポーツを頑張っている子どもを持つお母さんのための講演会や、スポーツチームでスポーツ栄養学のセミナーを開催。
社会人1年目の長男、高校3年生の次男、高校1年生の三男が野球、中学2年生の長女はフィギュアスケートに取り組む。