<ママ特派員・サポーターから>

 飯能一小フレンドリーは、埼玉・飯能市の飯能第一小の近くに住む子どもたちで構成された小学生野球チームです。1995年(平7)創部で23年目。現在は26人で活動しています。今年は西武沿線大会の予選リーグで優勝し、本大会に出場しました。そんな伸び盛りのチームのお弁当をのぞいてきました。【アスレシピサポーター、管理栄養士・山﨑みどり】

いつも元気いっぱいの飯能一小フレンドリー

 この日は1日練習。普段から午前、午後を通じての練習が多く、お弁当持参となります。前日は試合でしたが、疲れも見せず、元気に練習をしていました。

お弁当チェック!

 お昼の時間に、選手のお弁当を見せてもらいました。

 今回の見学前に、選手の保護者にアンケートを取り、いくつかの質問に答えてもらっていました。「普段意識して食べるものは?」の質問には「肉」の回答が多く、お弁当のおかずも唐揚げ、肉巻き、ショウガ焼きなどお肉メニューが多かったのが目に留まりました。

 大きなお弁当箱に、ご飯やおにぎりなどもしっかり入っていました。

 大きなお弁当箱を抱える選手は、身体の大きな選手が多いですね。「やっぱり良く食べる選手は体が大きいよ」と横尾亮コーチは話します。

果物もしっかり

 驚いたのは、みんなが果物を持ってきていたこと。バナナ、ミカン、キウイ…。バナナをたくさん持ってきていて、みんなに配る選手もいました。

 1日練習や試合ではエネルギー消費が多いので、いかに効率よくエネルギーを摂るかがポイントになります。果物は素早くエネルギー源になるため、意識して取りたい食品です。アンケートの「補食で摂るのは?」の質問に、「おにぎりや果物」との回答が多かったように、食生活を意識している家庭が多いように思えました。

午後練習で急に…

 ところが、午後の練習でこんなことが起こりました。

 「食べ過ぎた。お腹痛い」と動けなくなる選手が出たのです。お弁当を食べ過ぎると、消化に時間がかかり、お腹が痛くなったり、練習や試合に出られなくなったりすることも考えられます。

 大会によっては、食べた後、すぐに試合が始まることもあります。どれくらいの量が自分の身体の負担にならないのか、まだ自分で適量を把握するのは難しい年代。ぜひ、ご家庭で練習の様子とお弁当についても話をし、保護者が分量を調整できればと思います。

補食でゼリーはいいの?

 また、保護者からの質問で多かったのは「補食に栄養ゼリーはどうですか?」というもの。手軽なこともあり、多くの人が利用しているように思います。しかし、選手によっては量が多かったり、お腹がゆるくなったりすることもあるでしょう。

 ゼリーで夕食が食べられなくなるなら、本末転倒。小さめのおにぎり(60グラムで100キロカロリー)があれば、エネルギー補給としてはまず足ります。おにぎりは体格に合わせて量(カロリー)を調整できるので、色々と試してみてください。また、小学生の時は色々な食品を食べることも必要です。主食を食べやすい麺類にしたり、時には好きなものを作ってあげて、しっかり食べさせてあげてください。

 飯能一小フレンドリーは玉井栄治監督の下、来年は県大会上位進出を目指します。しっかり食べて、しっかり体を動かし、しっかり寝る。そんな子どもたちの成長ぶりを見守っていきたいと思います。

山﨑みどり

管理栄養士
パーソナルトレーナー
栄養士として病院に勤務後、病気にならないためを考えてスポーツクラブに就職。スポーツクラブでは、ダイエットプログラムの栄養教育などを行う。