<ママ特派員・サポーターから>

 小学3年生の息子は、小学校に上がる前から地域の少年団でサッカーを始めました。小学生のお兄さんたちに混ざって一緒にボールを蹴らせてもらう週末は、彼にとって憧れの時間だったようで、お兄さんたちと同じようなサッカーリュックを買ってあげた時は大喜びでした。

 それを機会に、サッカーに使うものは自分で用意して片付けることを約束にしてきました。汚れのひどいユニホームの下洗いや、用具の準備も自分で行うようにしています。サッカーには、プレーをするピッチの外での姿勢も大事にすると言う意味の「オフ・ザ・ピッチ」という言葉があります。我が家では、自分が競技で使う物の管理も年齢に合わせて、できることは自分でやるようにしていくのも、オフ・ザ・ピッチの1つと考えています。

 最近は、試合に持っていく補食のおにぎりも、自分で握れるように練習しています。具は、あらかじめ炊き込んでおく方が扱いやすいようです。焼いた塩ザケをお米にのせて炊き、混ぜるだけの焼きサケご飯は、ほどよい塩味とサケのうま味が染みたおいしいおにぎりになります。

 自分のことは自分でできるように。それはサッカー選手でなくても大切なことですが、食事を含めた日常生活への意識を育てていくことで、オン・ザ・ピッチでのパフォーマンスも発揮できるようになっていくのではないかと考えています。

おにぎりにしないときは、ミツバを混ぜると彩りがきれい
おにぎりにしないときは、ミツバを混ぜると彩りがきれい

<焼きサケご飯>
調理時間:40分(米の浸水時間は含まない)
材料:ご飯4合分
塩ザケの切り身(中辛)…3枚
米…4合

作り方
①サケはよく焼く。
②米を研ぎ、通常の水加減をする。
③①のサケの大きな骨を取り除き、②に入れて炊く。

水加減をしてから焼いたサケをのせます
水加減をしてから焼いたサケをのせます

④炊きあがったら、しゃもじでサケをほぐしながら切るように混ぜる。

※おにぎりにしないときは、刻んだミツバを適量混ぜると彩りと香りがよく、栄養価も高くなります。大人はお茶漬けにしてもおいしいです。

稲葉祐紀子(神奈川県藤沢市在住)

教員。
食事を通して、心身ともに家族の健康維持をサポートしたいと願うママ。子供たちが取り組む競技は、中学3年生の女子は剣道、ライフセービング、小学3年生の男子はサッカー、ライフセービング。