息子と娘、それぞれの夏の練習や試合に持たせるお弁当は、私にとってとても悩みどころでした。定番のおにぎりは傷み防止に保冷してしまうと、固くなっておいしく食べられない。サンドイッチなどの具に油脂が含まれるものは、消化が悪いためか「気持ちが悪くなる」と言って子どもたちが好まない…。連日の暑さで食欲自体が落ちていたり、大きな試合の前は緊張からお昼が喉を通りにくかったりすることもありました。

 暑い季節、食品の保存性を保ちながら、必要なエネルギーを補給できる食べやすいお弁当はなんだろう…。あれこれ考えていた時、保温保冷のできるスープジャーに冷たいめんつゆを入れ、別に持っていった麺にかけるというお弁当の記事を見つけました。これは使えるかもしれない! と思い、子どもたちが食べやすい冷たいお弁当を目指して「実験」を重ねました。

 汁と麺を一緒にジャーに入れて朝6時にふたを閉めた時、お昼にはどうなっているのか? めんつゆを凍らせて入れたら麺はのびにくいか? 中華麺とそうめんなど、麺の種類によって変化はあるのか?…など。

 結果、我が家の子どもたちはスープジャーに麺と具を入れ、たれビンにつゆを入れて凍らせて持っていくというスタイルが扱いやすく、おいしく食べることができているようです。この冷たいお弁当にしてからは、食べ残してくることはなくなりました。

 今年の夏も大忙しの子どもたち。バテないようにしっかり食べて、この夏を乗りきってほしいと願いながら、今日もお弁当のふたを閉めます。

具は好みで。開けたときに食欲をそそるよう、彩りよく入れています

<冷たい麺のお弁当・そうめんバージョン>
調理時間:10分(スープジャーとつゆの冷凍時間は含まない)
材料:1人分(500ml容量のジャーを使用)
そうめん…2把(100g)
市販のめんつゆ…適量
<具の例>
キュウリのせん切り、油揚げの含め煮(よく汁をしぼる)、錦糸卵、うずらの卵、刻みネギ、カニかま、ミニトマトなど

作り方
①スープジャーは冷凍庫で冷やしておく。めんつゆは濃い目に希釈し、たれビンに入れて冷凍しておく。
②そうめんは袋に記載のゆで時間より気持ち早めに引きあげ、冷水でよく洗って水をきる。
③氷を1~2個スープジャーに入れ、その上に②のそうめんを入れる。

スープジャーも冷凍庫で冷やしておくこと、麺の下に氷を1~2個入れることで冷たさが長持ち

④好みの具をそうめんの上に盛り、ふたを閉める。
⑤食べる時に、たれビンのつゆをかけてよく混ぜる。

※そうめんのほか、冷やし中華なども好評です。その際は付属のたれを袋のまま冷凍して持っていくと便利です。

稲葉祐紀子(神奈川県藤沢市在住)

教員。
食事を通して、心身ともに家族の健康維持をサポートしたいと願うママ。子供たちが取り組む競技は、中学3年生の女子は剣道、ライフセービング、小学3年生の男子はサッカー、ライフセービング。