最近は、テレビ番組で都道府県や地方特有のグルメを紹介、各地のアンテナショップも増え、地方特有のお土産や名産、食事の情報が入りやすくなりました。しかし、まだまだ日本には知らない食品、メニュー、食材であふれています。

 そこで、アスレシピモニターの昌子さん(岐阜県在住)に、岐阜県でしか食べられない、地域に根付く夏の名物を紹介してもらいます。

夏のおかずといえばコレ

 みなさん、「からし豆腐」はご存知ですか? つい先日まで、この食べ物がこの地域限定だとは知らず、ふとした友人との会話の中で知りました。

夏の風物詩「からし豆腐」
夏の風物詩「からし豆腐」

 「からし豆腐」は、私の住んでいる岐阜のご当地グルメだそうです。岐阜県でも、県全般で食べられているのか、はたまた、さらにエリアを限定したものなのかは定かではありませんが、梅雨が始まり暑くなる時期になると、決まってどのスーパーでも数種類が並ぶほど、からし豆腐は定番中の定番です。

 どのメーカーでも、少し小ぶりの丸っこいアーチ型の豆腐が2個入っています。上には青のりがかかっていて、中にはたっぷりの和からしが入っています。

木綿豆腐より、やや硬めの食感です
木綿豆腐より、やや硬めの食感です

 暑い季節には、からしのツンとした辛みがくせになります。子どもには少し辛いかなという量が入っていますが、しょうゆをかけて混ぜることで、辛みがやわらぎ、食べやすくなります。ご飯にかけても美味しいです。

 我が家では、そうめんや冷やし中華など、一品だけでは何だか物足りない時の副菜として食べることが多いのですが、パックから出して水を切るだけなので、重宝しています。