暑い日に食べる冷たいものは、大人にも子どもにも格別です。とくに子どもたちは夏の練習から帰宅すると冷たい甘いものを食べたがりますが、アイスやジュースなどをたくさん摂ることは好ましくないので、補食として甘さ控えめの水ようかんを作ってみたところ、大好評でした。

 簡単に作れるので、紙コップに作ってチームメイトにも差し入れてみたところ、こちらも大人気でした。

 あんは市販品を使うので、甘さが強いときには、水の量で調整します。少しだけ塩を足すのは、あんの甘味を引きたたせることもありますが、発汗で失われる塩分補給にもちょうどよいようです。

 あんを入れたら煮立てることと、混ぜながら冷ますことで、水ようかんが二層に分離してしまうのを防ぎます。水の量を加減すると、水ようかんの固さを調整できます。

 今回はお楽しみ志向で、中に白玉を入れて冷やし固めました。夏休み、チームメイトと一緒に水ようかんから出てくる白玉を見つけながらワイワイ食べるのも、チームワーク向上や思い出作りに一役買うかもしれません。

差し入れでも大人気
差し入れでも大人気

<白玉入りさっぱり水ようかん>
調理時間:25分(冷やし固める時間を除く)
材料:100mlのプリンカップ8~10個分
市販のこしあん…200g
水…400ml
粉寒天…4g
塩…ひとつまみ
白玉粉…100g

作り方
①水を鍋に入れ、粉寒天を加えて中火にかけ、混ぜながら溶かす。
②寒天が溶けたらあんを少しずつ加えて溶かし、塩も加えて一度煮立てる。
③火を止め、水とあんが分離しないように混ぜながらあら熱を取る。
④白玉粉に水適量を加えて練り、小さめのだんごを作り、熱湯でゆでる。
⑤④のだんごが浮いてきたらすくって冷水に取り、冷やしておく。
⑥③の水ようかんのあら熱が取れたら紙コップに分け入れ、水をきった白玉を数個ずつ入れる。冷蔵庫で冷やし固める。

稲葉祐紀子(神奈川県藤沢市在住)

教員。
食事を通して、心身ともに家族の健康維持をサポートしたいと願うママ。子供たちが取り組む競技は、中学3年生の女子は剣道、ライフセービング、小学3年生の男子はサッカー、ライフセービング。