今回は、「豚肉と野菜の蒸し煮」「ご飯が進む納豆丼」「きな粉ヨーグルト」の3品を紹介します。暑くなるこれからの季節、できるだけ火を使う時間を短縮したいですよね。食欲も落ちるので、食べやすく栄養バランスが良い時短の献立です。

 メインの「豚肉と野菜の蒸し煮」は、鍋に材料を入れるだけ。付きっきりになることがないので、ほかのメニューの準備ができます。モヤシと豆腐は味が淡白ですが、重ね入れることにより、豚肉とキノコ類のうま味が浸透していきます。水は一切入れていませんが、食材から水分が出て、栄養とだしがギュッと詰まったスープができます。

「豚肉と野菜の蒸し煮」「ご飯が進む納豆丼」「きな粉ヨーグルト」の3品の献立メニュー
「豚肉と野菜の蒸し煮」「ご飯が進む納豆丼」「きな粉ヨーグルト」の3品の献立メニュー

 「ご飯が進む納豆丼」は、納豆にキュウリの塩もみと梅干しを合わせることで、驚くほど食べやすくなり、ご飯がどんどん進みます。梅干しに含まれるクエン酸は、乳酸を分解して疲労回復を早めてくれます。汗をかくこれからの時期は、塩分補給になる梅干しと、水分補給ができるキュウリの組み合わせは、相性バツグンです。丼は食べやすいので、朝食にもおすすめです。

 簡単ですが、栄養バランスをしっかり考えた献立です。豚肉、卵、豆腐、納豆、ヨーグルトと、毎食取りたいタンパク質がバランス良く取れます。

<3品の献立メニュー>
調理時間:10分
材料:2人分
しゃぶしゃぶ肉(豚)…200g
モヤシ…1袋
シメジ…1袋
エノキ…1袋
ミニトマト…4個
木綿豆腐…1丁
卵…2個
ゴマ油…適量
塩・コショウ…適量
ポン酢しょうゆ…適量
ご飯…2人分
キュウリ…2本
納豆…2パック
梅干し…2個
ヨーグルト(無糖)…適量
ハチミツ、きな粉…適量

作り方
①シメジ、エノキの石づきを取り、エノキは半分の長さに切る。豆腐は食べやすい大きさに切る。
②鍋にモヤシ、シメジ、エノキ、豆腐、豚肉の半量を順番に重ね入れ、塩・コショウし、再びモヤシ、シメジ、エノキ、豆腐、豚肉の順に入れ塩・コショウし、ゴマ油を回しかけ、ふたをして沸騰したら弱火にする。

工程2

③キュウリを薄切りにし塩を振る。梅干しは種を取り包丁でたたき、納豆はタレを入れて混ぜておく。
④鍋の蓋を開け真ん中に卵を落とし入れ、半分に切ったミニトマトを周りに並べ、蓋を閉め2分程度(卵が半熟状態になるまで)で火を止める。食べる時にポン酢しょうゆをかける。
⑤器にヨーグルトを入れハチミツときな粉をかける。キュウリの水を絞り、納豆、梅干しをあえてご飯にかけて完成。

永田綾子(東京都三鷹市在住)

調理師、スポーツフードアドバイザーの資格を保有。
スポーツを頑張っている子どもを持つお母さんのために、セミナーなどを開催できるように勉強中。テニスを頑張る長男(小学6年)、サッカーを頑張る次男(小学4年)と三男(年中)のママ。