6月は梅の季節。スーパーには青梅が並び、自家製の梅酒や梅ジュースを作る方も多いと思います。そこで、アスレシピモニターのM・Kさんに、「炊飯器で作る梅ジュース」を紹介してもらいましょう。通常、出来上がりまで1カ月ほどかかる梅ジュースが、たった一晩で完成する裏技です。

追熟した南高梅を使用

炊飯器で一晩寝かせるだけ、我が家の「梅ジュース」
炊飯器で一晩寝かせるだけ、我が家の「梅ジュース」

 梅ジュースは青梅でも南高梅でも、どちらでも美味しく作れますが、私は、黄色くなって香りが出るまで追熟した南高梅を使っています。使う砂糖の種類によって甘みが違ってくるので、お好みで調整してください(途中まで同じ工程で梅ジャムも作れます。その場合は、追熟した南高梅を使うのがおすすめです)。

追熟した南高梅
追熟した南高梅

<材料>
梅…1キロ
三温糖…500g(ジャムを作る場合はさらに250g)
ザラメ…250g
<作り方>
①梅はヘタを取り、水で軽く洗う。
②梅に水分を残さないよう、ヘタの部分は綿棒で拭き取る(水分が残っているとカビの原因になる)。
③炊飯器に梅、ザラメ、三温糖の順に入れる。

炊飯器の中

④「保温」モードで8時間放置する。梅が柔らかくなっていれば完成(さらに時間をおくと濃厚でより柔らかくなる)。

完成

~梅ジャムを作る場合~
⑤柔らかくなった梅を木べらでつぶす。
⑥三温糖(250g)をさらに追加する。
⑦途中で何度か混ぜながら、2~4時間ほど炊飯器で保温。とろみが出てきたら完成(冷めると硬くなる)。

 炊飯器の「保温」モードで、夜スイッチを入れたら、翌朝にはいい香りが漂います。2~3倍希釈で、氷と水または炭酸水などで割って飲みます。食欲の落ちる真夏には、ゼリーにしても美味しいですよ。暗めの涼しい場所で常温保存しています。