ママ特派員の中堀まち子さん(神奈川相模原市)が生春巻き作りのポイントをお伝えします。
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 食べざかりの中学2年生の娘のために生春巻をよく作ります。学校や部活から帰宅後のおやつや、ヘルシーな前菜としておすすめのメニューです。

前菜やおやつにもおすすめ「海老の生春巻き」
前菜やおやつにもおすすめ「海老の生春巻き」

 娘はお肉が大好きで、ついつい夕食にお肉をたくさん食べてしまいがちですが、夕食前に補食・間食として食べるとお腹が満たされるので、食べ過ぎ防止にもなっています。また野菜をたっぷりと入れるのでサラダ感覚で食べられます。

 ライスペーパーはタピオカでんぷんと米粉でできています。タピオカはぷりぷり食感で食べ応えもあり、食物繊維も豊富なようです。

 パクチー(別名コリアンダー)には抗酸化作用があり美容にも良さそうですが、独特の香りが駄目な方もいます。生春巻きのように、ライスペーパーで包んでしまうと強い香りが緩和され食べやすくなるようで、娘も今ではやみつきです。

 ライスペーパーは面倒に思えますが、コツをつかんでしまえば大丈夫です。熱すぎるお湯で戻すとすぐに柔らかくなり丸まってしまうので、40℃くらいのお湯をボールに入れて1枚ずつ戻してください。また野菜や具などを準備してから、巻く直前に一枚ずつ戻すと乾燥せずに上手くいきます。

 今回はエビや生ハム、レタスなどを使いましたが、好きな具材や冷蔵庫にある野菜などをお好みでクルクル巻けば、簡単にできあがります。

 週末などの時間がある時に子どもと一緒に作ると、会話も弾むのでおすすめですよ。

<生春巻き>
調理時間約30分
材料(2人分)
ライスペーパー…4枚
春雨…乾燥7.5g(ゆでたもの20g)
シソ…2枚
フリルレタス…4枚
冷凍エビ…3尾
酒…大さじ1
塩…ティースプーン1
スティックチーズ…2本
生ハム…2枚
パクチー…3/4束
【つけだれ】
ゴマ油…大さじ1
醤油…大さじ1
ナンプラー…大さじ1

作り方
☆「海老の生春巻き」と「生ハムとチーズの生春巻き」の2種類を作ります。
①冷凍エビは解凍する。
②シソとフリルレタスはよく洗い、クッキングペーパーで水分をとる。
③春雨は3~4分ゆで、水で洗ったら一口サイズにきる。
④パクチーは洗ってから5㎝幅にきる。
⑤冷凍エビは解凍し、洗ってから背わたを取り、沸騰した鍋に塩と酒を入れて2分ほどゆでる。さっと水分を取って半身にきる。
⑥「海老の生春巻き」には、エビの赤い身が見えるように裏返してライスペーパーの中央よりも少し上に3つ並べる。春雨、パクチーをずらして並べ、その上にフリルレタスをのせ、最後にシソをのせて包む。

エビの赤い身が見えるように巻きます
エビの赤い身が見えるように巻きます

⑦「生ハムとチーズ生春巻き」には、生ハムを中央にのせ、フリルレタス、スティックチーズをのせて巻く。
⑧ゴマ油とナンプラーと醤油をまぜつけだれを作る(1:1:1の比率で混ぜる)。
⑨食べやすい大きさにカットしてつけだれを好みでつける。

中堀まち子(神奈川県相模原市在住)

栄養士、フードコーディネーター、薬膳アドバイザーのほか、アロマテラピー、ハーブコーディネータなど資格多数。
保育園で栄養士として勤務した後、市の非常勤栄養士として食育指導、栄養指導の経験も豊富
5歳から続けるクラシックバレエとバトントワラーズ部に所属する中学2年生女子のママ。